そんな悩みに『ダメ人間だと思ったらHSPでした!』はお答えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、あわせて読んでみてください。
・自己紹介
・HSPな私の日常
・あの人もHSP
・ありのままの自分問題
上記の内容から
本書を読むことで、HSP気質を持つ当事者のリアルな声を知ることができます。
・専門書ではなく気楽にHSPに関する内容を学びたい人
・HSP当事者のリアルな日常を知りたい人
・当事者視点からよりよい生き方のヒントを見つけたい人
こういった人に本書はおすすめです。
それではいきましょう。
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目次
『ダメ人間だと思ったらHSPでした!』について
著者:染井アキさん
1986年生まれの女。
自慢できる経歴は特にない転職回数が多めのダメ人間。無資格。
料理は添加物がこわくて味が薄くなりがち。
縦読みは仕込まないタイプ。
マイブームは近所の写真を撮って自分のYoutubeのチャンネルにアップすること。
Twitter Landの住人–>@sosomeiaki本書『ダメ人間だと思ったらHSPでした!』より引用
染井さんは一般の方ではありますが、だからこそ飾らない等身大の自分を伝えられており、当事者に寄り添っている印象があります。
以下に染井さんが発信されているTwitterやnoteのリンクを載せておきます。もっと当事者としての考え方を知りたい人はぜひチェックしてみてくだいね。
本書の特徴
本書の特徴は以下の3つです。
特徴①:HSPの基本事項をおさえることができる
特徴②:HSP当事者(著者)の日常が書かれている
特徴③:著者のHSPに対する考え方がわかる
特徴①: HSPの基本事項をおさえることができる
最初の「自己紹介」という章では、著者である染井さんの自己紹介とともに、HSPに関する基本的な内容について学ぶことができます。
✔HSPセルフテスト
✔HSPを知った経緯
✔HSSセルフテスト など
上記のように著者がHSPを知った経緯やセルフテスト踏まえて、HSPの内容を理解することができます。
特徴②: HSP当事者(著者)のリアルな日常が書かれている
中盤の「HSPな私の日常」の章では、題名の通りHSP気質を持つ著者の日常を知ることができます。
✔岡島さんマジ怖かった。〜HSPは他人の気分に左右される〜
✔顔面蒼白人生〜HSPは常に最悪のパターンを考える①〜
✔学生時代夢の国に行くのを断って気まずくなったなぁ。〜HSPは人混みが苦手〜 など
このように、実体験とHSPの一般的な知識をかけ合わせた内容になっているので、共感しつつHSPの理解がさらに深めることができます。
特徴③:著者のHSPに対する考え方がわかる
残りの「あの人もHSP」と「ありまままの自分問題」という章では、著者がHSPに対してどのようにとらえているのかを知ることができます。
✔たまにはえぇ話
✔そしてゼロになる
✔今 など
正直、題名を読んだだけではあまりピンと来ないですよね。
しかし、実際の本書を読めば、
「著者はHSPを知ってから物事のとらえ方や考え方がこんなふうに変化したのか!」
ということが理解できます。
良い面も悪い面も含めて、率直な思いが書かれているので著者の人柄に触れることができるはずです。
『ダメ人間だと思ったらHSPでした!』の学びポイント3選
学びポイント①:負け好き
著者は中学時代、テニス部に所属していたそうですが、相手チームに勝ちたいという気持ちを抱いたことがないそうです。
それを本書では、負けず嫌いならぬ「負け好き」と言っています。
理由としては、相手の「勝ちたい」という思いの方が自分に強く作用してしまうからだそうです。
どういうことかと言いますと、その具体例を本書を引用して紹介します。
今まで沢山の負けず嫌いの人に会ってきました。負けず嫌いの人の気持ちってとても強いです。スポーツは特にそれが全面に出てくる場面だと思います。きっとHSPじゃなくてもその気持ちは感じ取るものだと思いますし、負けず嫌いの人は故意にその気持ちを出していることもあると思います。
その気持ちを目の前にすると、どうしても「私は特別勝ちたいと思う気持ちがなく、負けても悔しいと思う気持ちがない。私は負けてもマイナスの気持ちが発生しないから、負けて強烈にマイナスな気持ちが発生する負けず嫌いの人が勝つほうが、勝敗で発生するマイナスの気持ちの総量が少なくなる」と考えています。
HSP気質を持つ人であれば、なんとなく伝わったかと思います。
おそらく著者は、人の気持ちやその場の雰囲気を人一倍感じやすいため、相手の勝ち(=気持ち)を優先していたんですね。
それが「負け好き」として中学時代のテニス部ではあらわれていたのではないかと考えられます。
きっとHSPの人なら、上記の内容に共感したのではないでしょうか。
学びポイント②:ショートスリーパーいいよなぁ。〜HSPは疲れやすい〜
著者は日常生活の中で困っていることがあるそうです。
それは、
「本当に疲れやすい」
これだと言っています。
そのせいで睡眠時間がとても長く、休みの日になると1日10時間以上寝ることもあるそうです。
著者はこの悩みに長く悩まされていたそうですが、HSPを知ってから疲れやすさの原因がわかったそうです。
以下にその内容を引用します。
HSPは脳が疲れている、それを知ったとき、この疲れやすさはそのせいか!と原因不明から解放されて、それだけで安心できたことを覚えています。脳が疲れているとはどんな感覚かというと、頭の容量が常にいっぱいという感じです。
上記からもわかるように、体の疲労ではなく「脳の疲労」だったということです。
また「脳の疲労」に対して著者は以下のような、対策をとっています。
その特性を知った今、こうやって思考を文字におこしアウトプットすることは、自分を上手く動かす上で大事なことであり、これからの人生で必要なことの一つだと感じています。
刺激を受けやすいHSPの人は「アウトプット」が大事だということですね。
もし脳の疲労をためやすい人は著者のように、文字におこして思考の整理してみるといいかもしれないですね。
学びポイント③:今※自分を肯定する方法
著書は昔から自己肯定感が低いことに悩まされていたそうです。
しかし、HSPを知ってから自己肯定感を高めるために、あることを行っています。
それは自分を否定しそうになったら、
「でも、それも逆に有り」
このように心の中でつぶやくそうです。
具体例を本書から引用して紹介します。
私「あぁ今日も何もしなかったなぁ」
私「でも、それも逆に有り」
私「ご飯また適当だよ。ホント炊事能力低いな」
私「でも、それも逆に有り」
なんかふざけてるみたいですが、どんな私でも全肯定してくれます。私が。0円でできる染井式メソッド。
これが自己肯定感を高めることに繋がっているかは分かりませんが、小さなことなら、誰にも迷惑かけていないしいいかな、と無駄に落ち込むことは避けられるようになりました。
どうでしょうか?
とてもシンプルな方法ですが、このように考えたり言葉にする(心の中でつぶやく)ことは大切です。
自己肯定感が低く、自分を否定しがちな人はぜひ実践してみましょう。
『ダメ人間だと思ったらHSPでした!』のまとめ
『ダメ人間だと思ったらHSPでした!』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
学びポイント①:負け好き
相手の気持ち優先して、勝ちより負けが好きになる※著書の個人的見解
学びポイント②:ショートスリーパーいいよなぁ。〜HSPは疲れやすい〜
HSPは脳が疲れやすいので、アウトプットして思考を整理することが大切
学びポイント③:今※自分を肯定する方法
「でも、逆にそれも有り」と心の中でつぶやくことで、どんな自分も全肯定してくれる
実際の本書には、ここでは紹介しきれなかったすばらしい内容が盛りだくさんなので、気になった方はぜひ読んでみてください。
きっと著者のリアルな日常に共感し、気持ちがラクになるはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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