HSP本(書評)

【書評&要約まとめ】まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本 │ Ryota

悩んでる人
悩んでる人
なんで他人の機嫌ばかり気にして生きてしまうんだろう。もっと自分らしさを大切にして生きられるようになりたいな… 

そんな悩みに『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』はお答えしています。 

 

HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、あわせて読んでみてください。 

HSPとは? 「まわりの人が気にしないささいなことが気になる・・・」 「相手の気持ちもちょっとした違和感もすごく感じてしまう・・・」 ...

 

 

 

本書の内容

・HSPは病気じゃない。頑張っても治らない。でもそれでいい 

・HSPさんの悩みを解く6つのカギ 

・仕事・恋愛・学校…社会で生き抜くためのアドバイス 

・HSPさんがラクになれる20の生活習慣 

・ほかでもない、自分自身の幸せな未来を築くために 

上記の内容から 

本書を読むことで、HSPとしての自分らしさがわかり、自分のために生きられるようになります。 

 

・HSPとしてありままの自分で生きていきたい人 

・自分らしく生活できる環境を見つけたい人 

・周囲を気にせず自分のために生きられるようになりたい人 

こういった人に本書はおすすめです。 

 

繊細さや敏感さをマイナスにとらえている人にはぜひ読んでほしい一冊です。本書はそういった悩みも全部包み込んでくれるので、とても自己肯定感が上がる内容になっています!

 

 

それではいきましょう。 

 

目次

『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』について 

著者:Ryotaさん 

 ココヨワより引用 

・HSPアドバイザー(資格:メンタル心理カウンセラー、行動心理士) 

・ブログやYoutube、Instagramなど様々な情報発信をしている 

・自身も強度のHSP  

 

RyotaさんはネットやSNSでの情報発信を軸に、HSPの人に向けた様々な役立つ情報を発信されています。 

ちなみに Youtubeのチャンネル登録者数は約9万人、Instagramのフォロワーは約5万人とHSPに関する実績のあるインフルエンサーです。(2021年7月現在) 

 

以下にブログや各種SNSなどのリンクを載せておきますので、気になった方はぜひ一度チェックしてみてくださいね。 

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本書の特徴 

本書の特徴は以下の3つです。 

特徴①:HSPが抱える悩みと解消方法がわかる 

特徴②:社会生活で気持ちよく生きるための方法がわかる 

特徴③:幸せになるための「よりよい生き方」が見つかる 

 

特徴①: HSPが抱える悩みと解消方法がわかる 

 

第1章と第2章では、自分自身のHSPに対する理解を深める内容になっています。 

結論を言ってしまうとHSPは病気ではないので、治す必要はないです。 

ただ、どうしても繊細さからくる生きづらさや悩みを抱える人はいるので、第1章と第2章ではそれを解消するための内容になっています。 

 

✔もしかしてあなたはHSPさん?−1分でできるHSPチェックリスト 

✔HSPさんの性格傾向 

✔HSPは悪いものじゃない 

✔HSPさんの悩みを解く6つのカギ など 

 

このような内容から、悩みを解消しつつHSPとしてのありままの自分を受け入れらようになります。 

 

特徴②:社会生活で気持ちよく生きるための方法がわかる 

 

人間は社会的な生き物なので、生きるうえで周囲との関わりは欠かせません。 

しかし、HSPの人は周囲を気にしやすいので、仕事・恋愛・学校など様々なところで悩みを抱えてしまいます。 

そこで、第3章と第4章では社会生活で悩みを抱えるHSPの人のための対処法を紹介しています。 

 

✔HSPさんの悩み【仕事編】 

✔HSPさんの悩み【恋愛・結婚編】 

✔HSPさんの悩み【学校編】 

✔HSPさんがラクになれる20の生活習慣  など

 

HSPさんの悩みに関しては全部で14の事例から紹介しているので、非常に幅広くかつ具体的に悩みを解消できる方法が見つけられるはずです。 

 

特徴③:幸せになるための「よりよい生き方」が見つかる 

 

これまではHSPの人の現在抱える悩みに焦点を当てた内容でしたが、最後の第5章では「これからのよりよい生き方」についてのヒントが見つけることができます。 

 

✔心の豊かさで選択しよう 

✔良い刺激・良い影響を求めよう 

✔つらいことから逃げてもいい 

✔自分の本心で決めよう など 

 

上記のような内容から、HSP気質を大切にしたマインドを手に入れられるようになります。 

そして、全て読み終えたころには「自分自身の幸せな生活を実現する」考え方が身につけられるようになっているはずです。 

 

『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』の学びポイント3 

 

 

学びポイント①:やりたいことをやって、大事な人だけ大切にしよう 

 

いきなり結論ですがHSPの人は、 

「自分軸を持ってやりたいことをやる」 

このような状態になるといいと本書では言っています。 

 

なぜなら、上記のような状態になると 

・自分らしく振る舞っても問題ないと思える 

・他人の意見を聞かなくても楽しく生活できる 

このように、自分の人生を自分のものとして生きることができるようになるからです。 

 

当たり前のことのように聞こえるかもですが、周囲の目を気にしてしまうHSPの人は、意外とできていないのが現状です。 

 

では自分軸を作ってやりたいことやるには具体的にどのように考えればよいのでしょうか? 

そこで本書では「自分軸を作る方法」について提案してくれています。 

以下にその内容を引用します。 

 

・あなたを否定する、攻撃する人から距離を取る 

・やりたいことを100個リスト化する 

・1つずつ実践する 

これを習慣的に続けましょう。やりたいことができてリストが減ってきたら、追加してください。(中略)やりたいことをしているうちに、あなたは笑顔を取り戻します。今までのように他人を意識しての無理をした笑顔ではなく、爽やかな朝のような笑顔が自然に生まれます。 

 

どうでしょうか? 

上記からもわかるように自分軸になるには、 

①人間関係を整理する 

②まずはたくさん考えてみる 

③考えたら焦らず取り組む 

このようなステップを踏むといいことがわかります。 

 

そして、このステップを踏んでいくと、自然と気の合う人も増えさらに周囲の環境は良くなってくと本書では言っています。 

つまり、自分軸になるとどんどん好循環が起きていくということです。 

気になった人は上記のステップをすぐに実行してみましょう。 

 

管理人タチ
管理人タチ
やりたいこと100個考えるのって結構大変そうですよね。ただ、人って意外と思い込みがあるので「できるかわかんないけどやってみたい!」のような意識を持つといろんなアイデアが浮かびそうだなと思いました。 

 

学びポイント②:親しい友人とでも泊まり遊びをしない 

 

一人の時間が好きなHSPの人でも、友人の家に遊びに行ったり旅行に行ったりすることはあるかと思います。 

その際、本書では泊まりでの遊びには気をつけたほうがいいということを言っています。 

 

なぜなら、HSPの人は環境の変化に弱くヘトヘトになってしまうからです。 

これはどんなに仲の良い友人でも起こりえます。 

 

実際に次のような経験がこれまでになかったでしょうか? 

以下に本書の内容を引用するので自身の経験から振り返ってみてください。 

 

・友達は音楽を聞きながら眠りたい(HSPさんは静かに眠りたい) 

・友達はどんなところでも眠れる(HSPさんは環境が変わると眠れない) 

・空調の温度設定の違い(自分は暖かいほうがいいのに友達は寒いほうが好き) 

(中略)世の中には、環境の変化に強い人と弱い人がいます。HSPさんは、どちらかといえば環境の変化に弱い性質を持っています。 

 

上記からもわかるように環境の変化に弱い原因は、HSPの人が持つ音や光といった刺激に敏感であることがわかります。 

つまり、自分の普段の生活とは異なる刺激が気になってしまい、眠れなくなってしまうのです。 

 

これが友人との泊まりがおすすめできない理由です。 

なので、もし旅行や友人の家に行く際はできるだけ泊まりは避けましょう。 

 

とは言っても、どうしても泊まりをしなければならない場面もあるかと思います。 

その時は、自分だけ別の部屋に変えてもらうなどの対処法を本書では提案しているので試してみてください。 

 

管理人タチ
管理人タチ
特に旅行だと、日中も違う環境でヘトヘトになっていると思うので、ホテルや旅館だけでも自分の空間を確保することは大事かなと思いました。 

 

学びポイント③:心の豊かさで選択しよう 

 

HSPの人は環境に対して良くも悪くも影響を受けがちです。 

これは最新のHSPの研究でも明らかになっています。 

 

つまり、自分の合わない環境にいると人よりもネガティブになりますが、反対に自分に合う良い環境にいると人よりも劇的にポジティブになれるということです。 

 

ただ、今いる環境そのものを変えるのは難しいですよね。 

 

そこで本書では、自分に合った環境を選ぶことが大切だと言っています。 

また、その際に大事なポイントがあります。 

それは「心の豊かさで環境を選ぶ」ということです。 

 

これだけだとざっくりしてイメージが沸かないと思うので、本書から引用して以下に具体例を紹介します。 

 

・思いきって一人暮らしを始めたら毎日が楽しく感じられるようになった 

・協調性のある会社に転職したら仕事が楽しくなった 

・給料は少ないけど責任の軽い仕事を選んだら、些細なことで喜べるようになった 

人はつい見栄を張って、自分には無理な、ハードルの高い選択をしてしまうことがあります。(中略)そんな背伸びをした選択ではなく、心がホッとするもの、ワクワクして楽しくなれるもの、笑顔になれるような選択をしてほしいな、と思います。 

 

上記のように環境を選ぶ際は「相手からどう思われるか」ではなく「自分がどう感じるのか」が大切であるとうことがわかります。 

これが「心の豊かさで環境を選ぶ」ということです。 

もしかしたら、自分の選択したことに対しマウントを取ってくる人もいるかもしれません。 

しかし、そういった場合でも自分の選択を信じてみましょう。 

 

きっと心の豊かさで選んだ決断は、自分の人生そのものを豊かにしてくれるはずです。 

 

管理人タチ
管理人タチ
「心の豊かさで選択する」という言葉は個人的にとても好きです。HSPの人は直感力も優れているので、何かピンとくるものがあれば、それは「心の豊かさで選択する」という指標になるのかなと感じました。

 

『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』のまとめ 

『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』のポイントについてここで、再度まとめておきます 

 

学びポイントまとめ

学びポイント①:やりたいことをやって、大事な人だけ大切にしよう 
自分軸を持ってやりたいことをやると、自然と気の合う人が集まるようになる 

学びポイント②:親しい友人とでも泊まり遊びをしない
HSPの人は環境の変化に弱くヘトヘトになってしまうため、できるだけ友人との泊まりは避ける 

学びポイント③:心の豊かさで選択しよう
環境に影響を受けやすいHSPの人は、心の豊かさで環境を選ぶとポジティブになれる 

実際の本書には、ここでは紹介しきれなかったすばらしい内容が盛りだくさんなので、気になった方はぜひ読んでみてください。

 

きっと自分らしくいられる環境が見つかり繊細な自分でよかったと心から思えるはずです! 

 

今回は以上です。 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。 

 

 

 

この記事を書いた人
タチ
タチ
精神保健福祉士。自身もHSP気質を持つ。 当サイトでは60冊以上のHSP本の紹介や、HSPに向けたお役立ち情報を発信しています。 繊細な人の「心身の健康」や「よりよい生活」に貢献できれば幸いです。