そんな悩みに『敏感すぎる心がスーッとラクになる本』はお答えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、合わせて読んでみてください。
もしかして、私はHSPかも?
敏感すぎる自分を強くするレッスン
敏感すぎる人が抱えやすい「困ったこと」への処方箋
上記の内容から
本書を読むことで、HSPとして生きやすくなるための心のレッスンがわかり、すぐに自分の人生に活かすことができます。
HSPについて簡単にわかりやすく学びたい人
HSPとして日常生活で困りごとを抱えている人
HSPとしての生きづらさを解決するための対処法を知りたい人
こういった人に本書はおすすめです。
それではいきましょう。
目次
『敏感すぎる心がスーッとラクになる本』について
著者:長沼睦雄さん
・十勝むつみのクリニック院長
・日本では数少ないHSPの臨床医
・2000年よりHSPに注目し研究を開始
また長沼先生は20年以上の臨床経験から信頼と実績のある精神科医でありながら、HSPについても研究をされているので、本書以外にも様々なHSPに関する書籍を出版されています。
長沼先生の著書一覧はこちらから確認できます。
本書の特徴
特徴は主に2つあります。
特徴①:イラストが多くHSPについてわかりやすく学べる
特徴②:HSPの人の心がラクにレッスンや、困りごとの対処法が豊富
特徴①: イラストが多くHSPについてわかりやすく学べる
著作権の都合上、本記事では載せられませんが1項目ごとに本書の表紙のようなタッチの優しいイラストがたくさん盛り込まれているので、非常に見やすくかつ読みやすいです。
特にHSPの人であれば深く考える力があり、想像力が豊かなので、こういったイラストがたくさんあると、「文字を読んで深く学び、イラストによって深い学びをイメージしやすくなる」ことができるので、相乗効果が生まれています。
また、本書の内容も全63ページとコンパクトにまとめられているので、
「HSPに興味あるけど、ふだんあまり本を読まないから全部読めるか心配・・・」
そういったHSPの人でも無理なく読めるボリュームになっているので、気軽に読むことができます。
特徴②:HSPの人の心がラクにレッスンや、困りごとの対処法が豊富
本書では、HSPの人の心がラクになるレッスンや、日常生活で感じる困りごとの対処法といった内容が中心に紹介されています。
具体的には
【心を強くするレッスン14個】
(例)
・“思い込み”に陥ってないかチェックする
・“4つの言葉”を繰り返して自分の心を癒やす
・生きづらさを解消する“21日間ダイアリー”をつける
など合計14レッスン
【「困ったこと」への処方箋16個】
(例)
・「どうせ私なんて・・・」と、いつも自分を否定してしまう
・人に仕事を頼まれるとどうしてもイヤと言えない
・すぐに人を好きになり、恋人に依存しすぎてしまう
など合計16の困りごとと処方箋
このように様々なレッスンや困りごとの対処法を解説してくれているので、
「これは自分の生活の中で実践していきたい!」
そういった内容を確実に見つけることができます。
『敏感すぎる心がスーッとラクになる本』の学びポイント3選
学びポイント①:生きづらさを解消する3ステップ
本書では、HSPの人が生きづらさを解消し心がラクになるためには、3つのステップを踏むことが大切であると言っています。
なぜなら、このステップは本書の中で様々なレッスンや困りごとの対処法が紹介されていますが、それらの前提となる考え方になるからです。
具体的なステップは以下の通りです。
最初は大変かもしれませんが、この3ステップを着実に踏めば、自分の感情や感覚は変えられなくても、考え方や習慣が少しずつ変えていくことができます。
そして、HSPの自分を認め、生きづらさから解放されるので、しっかり覚えておきましょう。
学びポイント②:“アクティブ・レスト(積極的休息)”で心身の緊張をほぐす
HSPの人は、起きているときにでもできる、休息の方法を知ることが大切であると本書では言っています。
理由は、ささいな刺激にも敏感に反応するHSPの人は、神経が過敏に働いていて脳がオーバーヒートしている状態だからです。
つまり、基本的にとても疲れを感じやすい状態にHSPの人はあります。
そこで、本書では適度に活動しながらも心身の疲労を回復させる「アクティブ・レスト(積極的休息)」という方法を紹介しています。
具体的に4種類のアクティブ・レストがあるので以下に載せておきます。
①メンタル・レスト
精神に意識を集中させる休息のこと。意識を1点に集中する黙想や音楽に合わせて行うダンス、リズミカルな呼吸法やマインドフルネス瞑想、誘導に合わせて行う瞑想などがある。
②フィジカル・レスト
体に意識を集中させる休息のこと。運動後は疲れきった体を完全に休ませるより、軽めの運動をするほうが疲労回復が早いため、呼吸法やヨガ、ピラティス、足湯や半身浴、ウォーキングをするといい。
③ソーシャル・レスト
交流やつながりを用いる休息のこと。家族や気心の知れた友人、知人との会合や交流、電話、散歩、動物とのたわむれなど、役割や責任から解放された場所でのつき合いや遊びは、心の急速になる。
④スピリチュアル・レスト
祈りと瞑想による休息のこと。心と無意識をつなげる祈りや読経、催眠などを行って、心の声やインナーチャイルドと交流する。細かなことに焦ったり、怒ったりすることが減るとされている。
もちろん毎日の疲れをとるには睡眠が1番ですが、上記のような体や精神に意識を集中させる休息方法を実践することで、HSPの疲れやすい脳や体を積極的に休ませることができるので、ぜひ日常生活で取り入れてみましょう。
学びポイント③:どうにも無理な依頼には誠意を持って断る努力を
「人に仕事を頼まれると、どうしてもイヤとは言えない・・・」
HSPの人であれば、このような困りごとは何度も験しているかもしれません。
本書では、こういったときHSPの人は無理であれば、誠意を持って断る努力をすることが大切であると言っています。
なぜなら、HSPの人は良心的な心を持っているため、何かを頼まれると自分よりも相手を優先し「助けてあげたい」という気持ちが働いてしまって、依頼を上手く断れないからです。
結果、自分が無理をしてがんばってしまい処理しきれないほどの仕事の山を抱えてしまうことになります。
それでは、ストレスもたまり自分をどんどん苦しめてしまいます。
ではどうすれば、断ることが苦手なHSPの人が誠意を持って断ることができるのでしょうか?
本書では、3つの対処法を紹介しているので参考にしてみてください。
◎もし判断に迷ったら、急いで返事をするのを避ける
◎「自分を優先して考えてもいい」と自分に言い聞かせる
◎言葉で伝えにくいのであれば、文書で返事をする
何でも引き受けることが、相手にとっていいことではないので、上記のようにときには自分を優先して断ることをぜひ実践してみましょう。
『敏感すぎる心がスーッとラクになる本』のまとめ
『敏感すぎる心がスーッとラクになる本』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
学びポイント①:生きづらさを解消する3ステップ
→3ステップ(①自分を知る→②心構えをつくる→③対応法を身につける)を着実に踏むことで、自分の感情や感覚は変えられなくても、考え方や習慣を少しずつ変えていくことができる
学びポイント②:“アクティブ・レスト(積極的休息)”で心身の緊張をほぐす
→体や精神に意識を集中させる休息方法を実践することで、HSPの疲れやすい脳や体を積極的に休ませることができる
学びポイント③:どうにも無理な依頼には誠意を持って断る努力を
→3つの対処法を実践して依頼を上手く断る
本書では他にも、ここでは紹介しきれなかった内容がたくさん説明されているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
きっとこれまで抱えていた重たい悩みが消えて明日から心が軽くなるはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。