そんな悩みに『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』はお答えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、合わせて読んでみてください。
生きづらさは変えられる
今、そして自分を受け入れる方法
人間関係のわだかまりを反転する
なりたい自分になる
上記の内容から
本書を読むことで、ラクになるための行動のヒントが見つかり、HSPだからこそ人一倍輝ける人生を手に入れることができます。
・人の反応が気になって、自分を出すのがこわい人
・ついいろんな問題に巻き込まれやすい人
・人と親密になるのがこわいと思っている人
こういった人に本書はおすすめです。
それではいきましょう。
目次
『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』について
著者:長沼睦雄さん
・十勝むつみのクリニック院長
・日本では数少ないHSPの臨床医
・2000年よりHSPに注目し研究を開始
また長沼先生は20年以上の臨床経験から信頼と実績のある精神科医でありながら、HSPについても研究をされているので、本書以外にも様々なHSPに関する書籍を出版されています。
長沼先生の著書一覧はこちらから確認できます。
本書の特徴
特徴は主に3つあります。
特徴①:ラクになるための大きな4つのステップがわかる
特徴②:実践的な40のステップが紹介されている
特徴③:15のワーク付きで学びをアウトプットできる
特徴①:ラクになるための大きな4つのステップがわかる
本書は全部で4章構成になっていますが、それがHSPの生きづらさを解消するためのステップとなっており、読み進めていくことでどんどんラクになっていくことができます。
ステップ①:生きづらさは変えられる
ステップ②:今、そして自分を受け入れる方法
ステップ③:人間関係のわだかまりを反転する
ステップ④:なりたい自分になる
このようなステップを踏んでいくことで、ありままの自分らしい人生を歩めるようになります。
特徴②:実践的な40のステップが紹介されている
大きな4つのステップをさらに細かく分けて、実践的な40のステップもそれぞれのテーマに沿って紹介されています。
【ステップごとの構成】
◎テーマ
(例)「自律神経の乱れを改善する」「不安や怖さに対処する」「SNSとの付き合い方」「直感にしたがってチャンスをつかもう」
◎長沼先生のアドバイス
→テーマに沿った専門的なアドバイスがもらえる
◎長沼先生のポイントケア
→読むだけでラクになれる大切なポイントがまとまめられている
上記のように1つのステップでもかなり内容が充実した構成になっているので、納得感を持って読み進めいくことができます。
特徴③:15のワーク付きで学びをアウトプットできる
心と体に効く15のワークが掲載されているので、本書の学びを実際にアウトプットすることができ、さらに理解が深まります。
【15のワークの例】※一部抜粋
・マインドフルネス瞑想
・気づきのノートをつける
・自分のトリセツをつくる
・本音を出すワーク など
こういったワークが15個ありますので、HSPである自分自身について整理し理解することができます。
また、イラストを交えながら説明がされているので、イメージしやすく行動に移しやすいのも本書の良い点です。
『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』の学びポイント3選
学びポイント①:自律神経の乱れを改善する
HSPの人は※自律神経が乱れやすく、その状態が続くと、頭痛、動悸、めまい、吐き気、腹痛、イライラ、抑うつなど心身にさまざまな不調が現れます。
※自律神経とは
自律神経は、内臓の働きや代謝、体温などの機能をコントロールするために、みなさんの意思とは関係なく24時間働き続けています。昼間や活動しているときに活発になる「交感神経」と、夜間やリラックスしているときに活発になる「副交感神経」の2種類があります。
そして、なぜ自律神経が乱れやすいのかと言うと、HSPは周囲からの刺激を受けやすくストレス耐性が低いからと言われています。
なので、HSPの人は上記のことを自覚して、自律神経が乱れたときは心身を休ませる必要があります。
本書ではその対策として、「マインドフルネス瞑想」をおすすめしており、自律神経の乱れを改善する効果があるそうなので、実践してみましょう。
【マインドフルネス瞑想のやり方】
①座ってラクな体勢をとったら、目を閉じて自然な呼吸を繰り返す
②鼻からゆっくり息を吸い、空気の冷たさを感じる
③鼻からゆっくり息を吐き、呼気の暖かさを自感じます
④何が正しく、何が間違っているかと考えるのではなく、ただ感じる
また、心身の不調はひどくなってからでは手遅れになってしまうので
「まだ頑張れる」
そう思った時点で、仕事や家事をいったん止めて、積極的に休息を取ることが重要なので覚えておきましょう。
学びポイント②:気づきのノートをつける
人は、自分の性格や能力、容姿に自分なりのセルフイメージを持っていると言われています。
しかし、それは自分の思い込みや親、世間などから刷り込まれたものの可能性があります。
そこで、本書では「気づきのノート」というワークで書き出すことで、ふだんは意識していない思い込みや刷り込みを見つけるきっかけになると言っています。
【こんな悩みに効く】
・感覚や感情に振り回されてしまう
・マイナス思考にはまってしまう
・他人の影響を受けやすい
【自分自身の振り返り方】
①成績表や検査結果を読み返す
②身近な人に自分のことを聞いてみる
③自分が苦手な人の姿を観察してみる
④親と似ているところを自分の中に探す
上記のような振り返りを書き出していくことで、自分の思考のクセや、どんなときに自分を否定してしまうのか、そのパターンに気づくことができるはずです。
また、気づくことができれば、それを受け入れることで新しい方法で生きていくスタート地点に立つことができるので、一度実践してみましょう。
学びポイント③:SNSとの付き合い方
FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSはさまざまな人と繋がれるとても便利なツールですが、過度な利用はよくないと本書では言っています。
なぜなら、HSPの人は感情に敏感で共感性や同調性が高すぎることから、他人の投稿を見ているうちに、マイナスの言葉や文章からストレスを受け、自律神経が過剰に反応して疲れてしまうからです。
そこで、SNSで疲れないようにするための5つのルールを本書では紹介してくれています。
【SNS利用のルール】
・SNSを見ない時間帯を設ける
・就寝1時間前は見ない
・疲れているときやネガティブになっているときはSNSを閉じる
・投稿する前に間をおき、読み返してから投稿する
・相手から攻撃されたら、まずは無視し、通じなければ被害届を出す
上記のようなルールを意識知ることで、SNS疲れを軽減することができるので、覚えておきましょう。
また、HSPの人はSNSに投稿されたちょっとした一言で人格が変わってしまい、ふだんのその人から想像できないような攻撃的な言葉や、悲観的なコメントを書き込んでしまうこともあるそうなので、あまりのめり込みすぎないようSNSとはほど良い距離感を保つといいかもしれないですね。
『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』のまとめ
『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
学びポイント①:自律神経の乱れを改善する
→HSPの人は自律神経が乱れやすいため、マインドフルネス瞑想を活用し改善する
学びポイント②:気づきのノートをつける
→自分の思考のクセや、どんなときに自分を否定してしまうのか、そのパターンに気づくことができる
学びポイント③:SNSとの付き合い方
→SNS疲れをしないために、5つのルールを守ってストレスを軽減する
本書では他にも、ここでは紹介しきれなかった内容がたくさん説明されているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
きっと明日からはこれまでよりもラクに生きられる生活が待っているはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。