そんな悩みに『「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP」かもしれません』はお答えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、合わせて読んでみてください。
あなたの不安の正体
これで安心!身のまわりの不安の解消法
不安にサヨナラする「自分軸」のつくりかた
どんな自分も受け入れると人は幸せになれる
上記の内容から
本書を読むことで、これまでの敏感だからつらいと思っていた経験が反転し、自分らしい人生を生きることができるようになります。
・ささいなことを気にしすぎてしまう人
・敏感さからくる不安の解消法を知りたい人
・敏感さを受け入れて自分軸をもって生きられるようになりたい人
こういった人に本書はおすすめです。
それではいきましょう。
目次
『「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP」かもしれません』について
著者:長沼睦雄さん
・十勝むつみのクリニック院長
・日本では数少ないHSPの臨床医
・2000年よりHSPに注目し研究を開始
また長沼先生は20年以上の臨床経験から信頼と実績のある精神科医でありながら、HSPについても研究をされているので、本書以外にも様々なHSPに関する書籍を出版されています。
長沼先生の著書一覧はこちらから確認できます。
本書の特徴
特徴は主に3つあります。
特徴①:敏感さからくる不安の正体がわかる
特徴②:30の場面から不安解消のヒントが見つかる
特徴③:敏感なまま自分らしいく生きる知識が学べる
特徴①:敏感さからくる不安の正体がわかる
結論から言ってしまうと、
「敏感さからくる不安の正体」は本書のタイトルの通り「HSP」のことです。
そして第1章では
・HSPの概要
・HSPに現れる特徴
・HSPが不安になってしまう原因
このような内容を11項目から解説してくれています。
「けど自分は本当にHSPなのかよくわからない・・・」
そういった人には
「HSPセルフチェックリスト」
という20個の簡単な質問に答えるチェック表があるので、自分がHSPの可能性があるかどうか確認することができます。
特徴②:30の場面から不安解消のヒントが見つかる
第2章では、HSPの人が実際の生活で起こる不安の解消法について30の場面から紹介してくれています。
【身のまわりの不安の解消法】
①几帳面な夫に対し、罪悪感とコンプレックスがあります
②話し上手な夫に、いつも言いくるめられてしまいます
③スーパーウーマンの姑と比べられているようでつらい
(中略)
㉚お隣のおばあちゃんと家族の様子が気になって仕方ありません
このように具体的な人や場面が設定されているので、自分自身と重なる場面があれば照らし合わせながら、不安の解消法が見つけられることができます。
特徴③:敏感なまま自分らしく生きる知識が吸収できる
残りの第3章~第4章では、これまでの学びを踏まえてHSPの人がどうすれば、不安から解放されありのままの自分で生きられるのかその具体的な実践方法を知ることができます。
【第3章の内容】
全15項目から「自分軸をつくるための実践的方法」を紹介
【第4章の内容】
全6項目から「ありのままの自分を受け入れ幸せになる方法」を紹介
上記の中には、
「心構えに関すること」
「食生活に関すること」
「運動に関すること」
このようにメンタル面だけでなく、食事や運動といった様々なアプローチから敏感なまま自分らしく生きる知識が吸収できるようになっています。
『「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP」かもしれません』の学びポイント3選
学びポイント①:HSPにありがちな「心のクセ」を知る
人は4つの特徴的な「心のクセ」があり、それは時と状況に応じて使い分けていると本書では言っています。
【心のクセ】
①現実を過大評価し、独りよがりに思い込むクセ
②現実を過小評価し、自己満足するクセ
③自分を否定し、ものごとを悲観的に捉えて、諦めてしまうクセ
④自分を正当化し、相手を恨み、被害者的になるクセ
上記からそれぞれの「心のクセ」によって、同じ現実でも見えるものが異なってきます。
また、「心のクセ」とHSP気質が合わさると、HSPの人には10の思考パターンに分けられることが本書では説明されているので、自分自身に当てはまるものは参考にして改善していきましょう。
そして、上記の「心のクセ」と「思考パターン」を知ることができれば、自分自身の捉え方のゆがみを修正するきっかけにもなるので、一度見つめ直す機会を作ってみてください。
そうすれば、自分から見える世界が一気に明るく変化していくはずです。
学びポイント②:「今、ここ」に意識を集中する技術を身につける
人の悩みや苦しみは、過去や未来に意識が飛び、「今、ここ」の感情や感覚を味わえていないことから生じると本書では言っています。
そこで、今に意識を集中する必要があり、人の脳には、情報を意識化するための3つの方法があると言っています。
【情報を意識化する方法】
①体外からの情報を受けて処理し、意識化する
②記憶や潜在意識のなかの情報を取り出して処理して意識化する
③体内、特に内臓感覚からの情報を受けて、処理し意識化する
具体的な方法としては
・静かな場所に座り、瞑想や黙想をする
・その瞬間の呼吸や心拍や内臓の動きなどイメージを浮かべる
・お経や祝詞、マントラを唱えながら祈りに集中する
こういったいテクニックを使っていくことで、マイナスの記憶や感情の爆発、抑圧や解離を防いでくれる「心の安定化技法」になるので、できそうことから1つでも実践してみましょう。
学びポイント③:引き寄せの法則
「引き寄せの法則」とは
「夢や願望はできるだけ具体的に願うことで引き寄せられて叶う」
このように、ポジティブなイメージで使われることが多いです。
上記のポジティブなイメージは間違ってはいませんが、「引き寄せの法則」の本質は、
「本音を引き寄せる」
ことであると本書では言っています。
つまり、引き寄せたいものがあるときは、まずは自分の本音を自覚しておく必要があります。
もう少し具体的に言うと、
「こうしてみたいな」
このような思いが本質にあると、そういうものを実際に引き寄せていきます。
本書の著者である長沼先生は
「HSPのことを1人でも多くの人にわかってほしい」
こういった気持ちを根本に強く持たれているそうです。
そしてそれが
・敏感で苦しんでいる人が本を手に取ってくれる
・実際に会いに来てくれる
などの成果として表れているそうです。
なので、HSPの人がありままの自分で幸せに生きるためには、こういった根底にある前向きな思いを軸に、自分らしい夢や目標をこれから見つけていくといいかもしれないですね。
『「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP」かもしれません』のまとめ
『「敏感すぎていつも不安」なのは「HSP」かもしれません』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
学びポイント①:HSPにありがちな「心のクセ」を知る
→「4つの心のクセ」と「10の思考パターン」を知ることができれば、自分自身の捉え方のゆがみを修正するきっかけになる
学びポイント②:「今、ここ」に意識を集中する技術を身につける
→3つの情報の意識化で、マイナスの記憶や感情の爆発、抑圧や解離を防いでくれる「心の安定化技法」になる
学びポイント③:引き寄せの法則
→引き寄せたいものがあるときは、まずは自分の本音を自覚する
本書では他にも、ここでは紹介しきれなかった内容がたくさん説明されているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
きっと敏感さの正体が明確になって不安が解消されるはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。