そんな悩みに『「繊細さん」の幸せリスト』はお答えしています。
※「繊細さん」とはHSPのことです。HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、合わせて読んでみてください。
繊細さんってどんな人?
感じる幸せ
直感の幸せ
深く考える幸せ
表現の幸せ
良心の幸せ
共感の幸せ
上記の内容から本書を読めば
繊細な人が繊細な感性で毎日の「いいこと」をキャッチし、めいっぱい幸せを味わえるようになれると言っています。
繊細な感性を良い方向へ伸ばしたい人
繊細さんはどんなことに幸せに感じるのか知りたい人
繊細さんが幸せになるための具体的な方法を知りたい人
こういった人に本書はおすすめです。
繊細な気質は、いろんなことに気づくので人よりもストレスを感じやすい部分はありますが、
①幸せを増やすポイント
②幸せの感じ方
この2点を本書では具体的かつ明確に解説がされているので
繊細だからこそあなたのステキなところがきっと見つかります!
それではいきましょう。
目次
『「繊細さん」の幸せリスト』について
著者:武田友紀さん
・日本でも数少ないHSP専門カウンセラー
・これまで600名以上の「繊細さん」とのカウンセリング実績あり
・武田さん自身もHSP当事者
また、著者の武田さんは「繊細さん(HSP)の専門家」として、さまざまなメディアにも出演しているので、「繊細さん(HSP)」の概念を日本で認知させたとてもすごい方です。
・世界一受けたい授業(日本テレビ)
・AmebaTV
・日経WOMAN
・週間朝日 など
本書の特徴
そもそも「繊細さん」というのは、心理学の概念で「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼ばれているのですが、本書では、著者の武田さんが親しみの意味を込めて「繊細さん」と呼んでいます。
また、武田さんの著書で一番有名なのは『「繊細さん」の本』ですが、
今回紹介している『「繊細さん」の幸せリスト』は同じ「繊細さんシリーズ」の本になります。
違いとしては
『「繊細さん」の本』→繊細さんとしての生き方を学べる
『「繊細さん」の幸せリスト』→繊細さんについて知ったうえで幸せになる方法を学べる
こんな違いがあり、本書の方がより実践的な内容になっています。
と言う人は、
以前に『「繊細さん」の本』について書評記事を書いたので良ければ読んでみて下さい。
実際に本書では実践的な内容としてこんな感じで、繊細さんが感じる6つの幸せがあると言っています。
①感じる幸せ
小さなことに気づいて楽しむのが上手
②直感の幸せ
「自分」に合うものが一瞬で分かる
③深く考えるのが幸せ
本質的なことに目を向ける
④表現の幸せ
細やかな感性が豊かな表現につながる
⑤良心の幸せ
「自分のため」と「人のため」が重なったとき、大きな力を発揮する
⑥共感の幸せ
相手の気持ちを大切に受け取る
このように様々な観点から幸せについて考えることができるので、具体的に「繊細なあなたの幸せ」が見つかること間違いなしです。
『「繊細さん」の幸せリスト』の学びポイント3選
学びポイント①:繊細さを自分の幸せのために活かす
繊細なあなたはどうすれば幸せを増やすことができると思いますか?
結論から言うと本書では、
「成果主義の一歩外に出る」
と言っています。
なぜなら、
幸せは主観の世界にあるものだからです。
どういうことか言うと
相手からどう思われるか(客観)ではなく
自分がどう感じるか(主観)に意識を向けることで
幸せを増やすことができると言っています。
具体的にはこういった感覚を大切にすると幸せが増えると言っています。
いい匂いを感じる(金木犀の香り)
まわりの人のちょっとした笑顔が嬉しい
素敵な空間に癒される(カフェのテラス席。開放感があって最高!)
など
こんな感じで繊細さんは小さなことにも気づいて楽しむのが上手なので、毎日のちょっとした「いいこと」を味わえるのが「幸せの源」になります。
逆に、結論でお話した「成果主義」になってしまうと
「生産性を上げないと・・・」
「もっと効率よくやるにどうしたらいいんだろう・・・」
「これって誰かの役に立つのかな・・・」
このように自分の気持ちよりも結果に意識が向き
「世間や他者がどう判断するか」
という他社視点に重きが置かれてしまい、心が満たされにくくなってしまいます。
※ちなみに成果主義の意識を持つことは悪いことではないです。あくまで持ちすぎが良くないということを本書では伝えています。
つまり、幸せは誰が決めるものでもなく、あなた自身の心が感じるものであるので、
自分のために幸せを活かすということが大事になります。
もし、自分にとっての幸せの時間がわからないときは
と考えてみるのが、幸せを増やすための第一歩なります。
ぜひ実践してみて下さい。
学びポイント②:直感の行動を大切にすると自分の本音がわかる
「なんだかいいな」の直感とやってみての「実感」を大切にすると自分が心から幸せと感じるものが見つかるかもしれないと本書では言っています。
なぜなら、繊細さんは感覚が優れていることから鋭い直感力を持っているからです。
「なぜかわからないけど、そんな気がする!」
「見た瞬間ピンとくる!」
こういった直感を大切にすると、自分のまわりに「いいもの」や「気の合う人」が自然と増えると言っています。
そして、直感はやりたいことを探すためのコンパスにもなるので、
直感をきっかけに行動を起こすことで想定外の幸せへと連れてってくれるはずです!
学びポイント③: 自分にとって「いい」と思えることを仕事にする
繊細さんだけに限った話ではないかもしれませんが、働くうえでは
自分が「いい」と思えることを仕事にする。
これが大切であると本書では言っています。
なぜなら、繊細さんは共感力が強く、良心的でまわりの人の幸せも大切にするので、
「自分のため」と「人のため」が重なったとき、良心の幸せを感じて大きな力を発揮するからです。
具体的にどんなことが「いい」仕事なのかは、人それぞれ価値観があるので、違いはありますが、あくまで「世間的にいい」ではなく「自分にとっていい」を大切にしていきましょう。
少なくとも、繊細さんが働くうえでは
自分が心から好きな商品・サービスを仕事にしている人
は気持ちよく働いている繊細さんが多いそうです(好きな商品・サービスでもないのに無理して相手のために仕事をしても、心が疲れてしまいますからね・・・)。
今は、メンタルヘルスに関わる仕事に興味があるので、精神障がい者の方が暮らす施設で働くのはアルバイトではありますが、とってもやりがいをもって働けています!
どうしても、自分にとっての「いい」仕事がわからない場合は
と思える瞬間を思い出してみると、自分が納得できる「いい仕事」が見つかるかもしれません。
よければ実践してみてください。
『「繊細さん」の幸せリスト』のまとめ
『「繊細さん」の幸せリスト』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
学びポイント①:繊細さを自分の幸せのために活かす
幸せは誰が決めるものでもなく、あなた自身の心が感じるもの
学びポイント②:直感の行動を大切にすると自分の本音がわかる
直感をきっかけに行動を起こすことで想定外の幸せへと連れてってくれる
学びポイント③: 自分にとって「いい」と思えることを仕事にする
「自分のため」と「人のため」が重なったとき、大きな力を発揮する
本書の特徴でもお伝えしましたが、
繊細さんはほんとに様々な観点から幸せを感じとることができるので、うまく活用していけば、必ず幸せを感じることができます。
今回、全てはお伝えできませんでしたが、本書の中にはより具体的な幸せを感じとるための実践方法が書かれていますので、興味のある人はぜひ手に取って読んでみてください。
本書を読み終えたその日からきっと
あなたの幸せな繊細ライフが始まることでしょう!
以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。