HSP書評

【書評&要約まとめ】大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋│長沼睦雄

悩んでる人
悩んでる人
小さいころから敏感な心を持ってるけど、20代、30代と大人になった今でもそれが全然変わず傷つきやすい・・・。もう一生傷つきやすい心のままなのかな・・・

そんな悩みに『大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋』はお答えしています。

 

※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、合わせて読んでみてください。

【HSPって何?】HSPの基礎知識について4項目から説明します 「まわりの人が気にしないような小さなことが気になってつらい・・・」 「相手の気持ちもちょっとした違和感も、すごく感じてしま...

 

本書の内容

HSP(敏感な気質)かもしれない

HSP(敏感な気質)とはなにか?

敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋

どうしてもつらいときの応急処置

上記の内容から

本書を読むことで、生きやすくなる方法を知ることができ、敏感さからくる強い不安や疲れやすさやトラウマと上手に付き合うことができようになります。

 

大人になっても敏感で傷つきやすい心を持っている人

敏感さからくるつらさの対処法を知りたい人

敏感さをプラスの面で伸ばしていきたい人

こういった人に本書はおすすめです。

 

管理人タチ
管理人タチ
本書は精神科医として20年以上のキャリアがある著者が、脳科学や心理学、精神分析といった知識をわかりやすく説明してくださっているので、すぐに理解してあなたの実生活に活かせること間違いなしです!

 

それではいきましょう。

 

『大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋』について

著者:長沼睦雄さん

長沼, 睦雄

Amazonより引用

・十勝むつみのクリニック院長

・日本では数少ないHSPの臨床医

・2000年よりHSPに注目し研究を開始

 

また長沼先生は20年以上の臨床経験から信頼と実績のある精神科医でありながら、HSPについても研究をされているので、本書以外にも様々なHSPに関する書籍を出版されています。

長沼先生の著書一覧はこちらから確認できます。

長沼 睦雄: 本 – Amazon.co.jpへ移動

 

本書の特徴

特徴は主に3つあります。

特徴①:8人のHSP当事者の体験談から知識を吸収できる

特徴②:敏感さからくるつらさの19の対処法が学べる

特徴③:心を平常に戻して保つ「4つの応急処置法」が紹介されている

 

特徴①:8人のHSP当事者の体験談から知識を吸収できる

本書ではHSPはどのようにして傷ついてしまうのか、8人のHSP当事者の体験談から知ることができます。

 

【8人のHSP当事者の体験談】

①怖がりで、心配性で、ニオイにも、「変化」にも敏感なんです

②一面識もない方のお葬式で大泣きしてしまいました。

③大人になっても「傷つきやすさ」を直せない

④他人に気を遣いすぎて苦しくなる

⑤とても怖がりで、まわりからあきれられている

⑥完璧主義で、がんばり屋さん?ホントは小心なだけ

⑦神経質な自分を隠すには、「道化師の仮面」がいちばん

⑧空想の世界の方がリアルに感じられる

 

このように、いろんな方のエピソードを読むことができるので、共感しながらHSPの知識を吸収することができます。

 

おそらくHSPの人であれば、8人のHSP当事者の体験談から体験したことあるような内容になっているので、自分自身の実体験と照らし合わせやすいかもしれないです。

 

特徴②:敏感さからくるつらさの19の対処法が学べる

本書のメインの内容でもある傷つきやすいHSPの人のための「19の対処法」が学べます。

 

メイントピックで内容がたくさんあるので、具体的な対処法は割愛させていただきますが、簡単にまとめると

 

・HSPの鋭い五感に対する対処法

・人間関係からくるストレスの対処法

・HSPとしての生きづらさの対処法

 

広くみるとこういったテーマに沿って19の対処法を詳しく解説してくれています。

 

なので、自分の今抱えている悩みや問題に合わせて必要な箇所だけ読んで活用していくことができます。

 

特徴③:心を平常に戻して保つ「4つの応急処置法」が紹介されている

19の対処法以外にも、強い不安に襲われたり神経が高ぶったり激しく落ち込んで、仕事などがまったく手につかない状態のときに、「4つの応急処置法」が紹介されています。

 

【つらいときの4つの応急処置法】

①ブレインジム
→不安を解消する

②3分間のプチ瞑想
→心を整える

③ライオンの吐き出し
→マイナス感情を吐き出す

④タッピング
→感情を落ち着かせる

 

応急処置の方法は名前を見ただけじゃイメージしにくいですが、本書ではそれぞれの方法を具体的なステップに分けて細かく説明してくれているので、読みながらすぐに実践できる内容になっています。

 

『大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋』の学びポイント3選

学びポイント①:マイスペースをつくる

 

周囲の刺激から解放され心身ともにくつろげる安心・安全な場所として思い浮かびやすいのは、おそらく自分の住まいだと想像するHSPの人は多いと思います。

 

しかし、HSPはちょっとした物音や光、ニオイなどに強く反応する傾向があるため、自分の住まいでも安心・安全な場所を確保するためには工夫する必要があります。

 

そのためには自分の住まいでも、ストレスから逃れるための安心できる「マイスペース」をつくることが大切であると本書では言っています。

 

そのテクニックとしてマスキングという方法が紹介されています。

 

マスキングとは周囲からのストレスとなる刺激を自分の好きな刺激で覆うことです。

この方法を使うことで、自分のストレスとなる物音や光、ニオイなどを覆ってブロックすることができます。

 

具体的な例をいくつか載せておきます。

 

◎ストレスとなる音
犬の鳴き声、マンションの上の階の足音、外の車の走る音

【マスキング】
自分の好きなBGMをかけ、気にならなくする

 

◎ストレスとなる光
窓のそばにある街灯が眩しい

【マスキング】
遮光カーテンに替え、外部の光を無くす

 

◎ストレスとなるニオイ
家に染み付いた不快なニオイ

【マスキング】
アロマポットやアロマランプなどの自分の好きなニオイで嫌なニオイをブロックする

 

このように、工夫次第で快適な空間をつくることはできるので、家の中で気になるようなことがあればすぐに実行して、ストレスフリーのマイスペースを実現していきましょう。

 

管理人タチ
管理人タチ
僕は1人暮らしをしていますが、マンションが大通りに面しているので、車の音が気になって最初のころは眠れずストレスが溜まる毎日でした。しかし、この外部の刺激をマスキングするために「耳栓」をしてからは安心して眠れるようになりました。周囲の不快な刺激も主体的にマスキングしていけば、工夫次第でブロックできるんだと実感しました。

 

学びポイント②:誰かに話を聞いてもらう

 

HSPの人が心苦しい状態のときには、静かに話を聞いてくれる人を頼りにするといいと本書では言っています。

 

なぜなら、他人に話すことでHSPの人の悩みの半分は解決するからです。

どういうことかと言うと、しゃべるという行為は考えが整理でき、HSPである自分を客観的に見られるメリットがあります。

つまり深く考えてグルグル思考で悩んでる状態から抜け出し、気持ちをラクにすることができるのです。

 

ただ、悩んでるときは誰にでも話をしていいわけではなく、ちゃんと話す相手を決める必要はあります。

 

それはどんな相手かと言うと

 

「おたがいに心の許せる、気心の知れた友人」

こういった友人が最適であると本書では言っています。

 

「そうだったんだあ」

「大変だったね」

「わかるよ、その気持ち」

 

このように気持ちを受け止めてくれる友人を見つけて、話を聞いてもらいましょう。

きっと気持ちが落ち着くはずです。

 

ただ、いくら仲のいい友人でも

「それあなたも悪いよね」

「もう少し強くならなくちゃダメ」

「もっと前向きになったらどう」

このように、お説教交じりでアドバイスをしてくるのであれば注意が必要です。

 

これでは、自分の苦しみや悩みを打ち明けにくくなります。

 

もし、すぐに話を聞いてくれる友人が見つからないのであれば、専門家に相談するのも1つの方法なので検討してみましょう。

 

管理人タチ
管理人タチ
僕は1人で過ごすのが基本的に好きですが、たまにどうしても悩んでつらいときがあります。そんなときに話を受け止めてくれる友人が数人ですがいるおかげで、自分は助けられているんだなと実感しました。つらいときに助けてくれる友人のことは自分もちゃんと大切にしていきたいとそう思いました。

 

学びポイント③:ブレインジム(不安を解消する)

 

「つらいときの4つの応急処置法」の1つである、「ブレインジム」ですが、これは自律神経を整え、不安解消、エネルギーアップに効果的なエクササイズだと本書では言っています。

 

仕事や日常生活でストレスが溜まったときに、1、2分でおこなうだけでも気分がリフレッシュされ、スッキリします。

 

ブレインジムは全部で26の動作があるそうですが、セルフケアでおこなう場合は「クロス・クロール」「フック・アップ」の2つの動作が有効であると言っています。

 

具体的な方法を以下に簡単にまとめたので、ぜひ実践してみましょう。

 

【ブレインジムのやりかた】

①少しずつ水を飲む

・ひと口ずつゆっくり飲む

・水は体や脳の中を流れる電気エネルギーを運ぶ伝導体であり、新しい神経ネットワークをつくるカギとして働く

 

 

②ブレインボタンを押す

・片手でおへそに手を当てながら、鎖骨のくぼみを親指と人差し指、中指でマッサージをする。

・10秒間ほどおこなったら、左右の手を入れかえ同じことをする。

・脳のスイッチを入れられ、左脳と右脳のバランスを活性化させられる。

 

③クロス・クロール

・左脳と右脳を活性化させられる理想的な動き。

・右手で左ひざをタッチし、左手で右ひざをタッチする動作を、リズミカルに繰り返しながら、その場で足踏みをする。

 

④フック・アップ1

・腕を前に伸ばして、左の手首を右の手首の上でクロスする。

・両手を組んで、下から上へ両手首を返すように持ち上げて、腕の前へもっていく。

・この姿勢で深呼吸をしながらリラックスする(息を吸うときに舌を上あごにつけ、息を吐くときに舌を放す)。

 

⑤フック・アップ2

・手と足をもとに戻して、両手の指先を触れ合わせて腕の前で組み、深呼吸する。

・体内の電気回路がつながり、心と体がリラックスする。

 

上記の方法は応急処置として本書では紹介していますが、毎日続けると、自律神経のバランスを整えることもできるので、習慣としておこなうのもおすすめですのです。

良いなと思ったHSPの人は取り入れてみて下さい。

 

管理人タチ
管理人タチ
どれだけHSPの自分を助ける対処法があっても、予期せぬストレスやこれまで感じなかった生きづらさが急に出てくる場面もあるかもしれないので、どんなときにでもすぐに使える応急処置は1つだけでも知っていると、臨機応変に自分を救うことができるかもしれないですね。

 

『大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋』のまとめ

『大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋』のポイントについてここで、再度まとめておきます。

学びポイントまとめ

学びポイント①:マイスペースをつくる
→自分の住まいはマスキングを使い、HSPにとっての安心・安全な空間を確保する

学びポイント②:誰かに話を聞いてもらう
→しゃべるという行為は考えが整理でき、HSPである自分を客観的に見られるメリットがある

学びポイント③:ブレインジム(不安を解消する)
→応急処置法として仕事や日常生活でストレスが溜まったときに、1、2分でおこなうだけでも気分がリフレッシュされ、スッキリする

 

本書では他にも、ここでは紹介しきれなかった内容がたくさん説明されているので、気になった方はぜひ読んでみてください。

 

きっと傷つく回数は減り生きるのがラクになってのびのび楽しく日々を過ごせるようになるはずです!

 

今回は以上です。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。