「自分の子育てが合ってるのかわからない…」
「子どもと家族にも気を使う生活でクタクタ…」
「仕事と育児の両立が苦手…」
こんな悩みがある方に『繊細すぎるHSPのための子育てお悩み相談室』はお応えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が理解しやすくなります。合わせて読んでみてください。
・HSPってどんなもの?
・自分の悩みを理解しよう
・自分自身や子育てについての悩み
・身の回りの人やサービスに対する悩み
上記の内容から
本書を読むことで、HSPについて学びつつ心がラクになる子育てのヒントが見つかります。
それではいっしょに見ていきましょう。
※楽天やAmazonでは他の方のレビューもご覧になれます↓
目次
『繊細すぎるHSPのための子育てお悩み相談室』について
監修:飯村周平さん
・HSPを専門に研究する心理学者
・創価大学教育学部専任講師
・青年期を対象にした環境感受性や発達心理学の研究をしている
飯村先生はご自身が運営するHSP情報サイトやTwitterでも発信活動をされています。
非常に詳しい内容ですので深い知識を手に入れたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
>> HSP情報サイト「Japan Sensitive Research」へ移動
イラスト:おがたちえさん
・漫画家
・イラストレーター
・HSP当事者として体験談を漫画にしている
おがた先生はご自身の漫画家としてのスキルを活かしTwitterではHSP関連のイラストを発信されています。
親しみのあるイラストでとっても読みやすいです。
ぜひチェックしてみてくださいね。
本書の特徴
特徴は主に3つあります。
特徴①:専門性の高いHSPの知識がわかりやすく学べる
特徴②:自分の性格について振り返ることができる
特徴③:心がラクになる子育てのヒントが豊富
特徴①:専門性の高いHSPの知識がわかりやすく学べる
「改めてHSPについて学びたい」
こんな方に向けて第1章では詳しく解説しています。
✓HSPを考える前に〜一人一人違うわたしたち〜
✓感受性とは何か
✓HSPと環境感受性の関係
✓環境感受性(感覚処理感受性)を構成するDOESとは? など
このような用語を見て分かる通り心理学者の解説のため専門性は高い内容です。
しかし、だからといって難しいわけではありません。
非常に噛み砕いているので誰でも気軽にHSPの専門知識を学ぶことができます。
特徴②:自分の性格について振り返ることができる
HSPを知ったうえで自己理解を深めたい方は多いはず。
そこで第2章では自分の性格について振り返ることができる内容になっています。
✓メンタルヘルスを維持するために
✓正しい自己理解をしよう
上記2つの項目からご自身のストレス度合いや考え方のクセなどがわかります。
そしてどうすれば心の健康を維持できるのか自己対策が見えてくるようになります。
特徴③:心がラクになる子育てのヒントが豊富
「心がラクになれる子育てができるようになりたいな…」
最後の第3章〜第4章ではこういった悩みを解消する内容になっています。
✓育児で自分の時間が十分に取れない
✓どうしても他の子と比べてしまう
✓ご近所付き合いをどのようにすればいいのかわからない
✓どんな習い事をさせればいいのかわからない など
このような悩みから全部でなんと43のケースがあります。
このことから非常にアドバイスが豊富で、
きっとご自身の悩みに合わせた解決策が見つかるはずです。
『繊細すぎるHSPのための子育てお悩み相談室』の学びポイント3選
学びポイント①:HSPと環境感受性の関係
「HSP=ネガティブな影響を受けやすい」
「HSPは生きづらい」
上記のようにHSPを解釈している人はいませんか?
これは少し間違った認識です。
そこで本書では改めてHSPの正しい知識について説明しています。
結論、HSPとは「環境感受性が非常に高い人」のことを言います。
内容は以下の通りです。
HSPとは、環境感受性が非常に高い人のこと。ネガティブな情報からのみでなく、明るいニュースや目を見張る絶景など、ポジティブな情報からもプラスの影響を受けるのが特徴です。
どうでしょうか?
このことから最初の知識を修正すると・・・
✕「HSP=ネガティブな影響を受けやすい」
◎「HSP=ネガティブ・ポジティブ両方から影響を受けやすい」
✕「HSPは生きづらい」
◎「HSP自体が生きづらさを示すものではない」
このようになるのではないかと言えます。
もし勘違いされていた方は再度覚え直しておきましょう。
学びポイント②:フルタイムで働きながらの育児。
育児をしながら働く。
そうなると会社、保育園、自宅といろんな場面で迷惑をかけてしまうことも…。
そのことでストレスを抱えるHSPの親も多いはず。
なぜなら、敏感に周囲の環境に対して反応してしまうからです。
そこでメンタル不調に陥らないための3つの対策を本書では提案しています。
以下の通りです。
①報告・連絡・相談を欠かさない
②他人のよいところはマネして
③1人じゃないと心得る
③は特にHSPの人に知ってほしいと思ったためピックアップして引用します。
心に余裕がないと「1人でなんとかしないといけない」という思考に陥りがち。でも、周りに助けてくれる人はいます。頼って、感謝して、いつかお返しできるようになりませんか?
誰かに頼るのは申し訳ない気持ちもあるかもしれません。
しかし自分の長期的な健康を考えれば必要な考え方です。
周囲の協力が得られればポジティブな環境が整えられますからね。
育児は一人で抱え込まない考えを持つようにしましょう。
学びポイント③:子育て相談はもっぱらSNS。
「人付き合いは苦手。けど子育ての相談はしたい。」
こういった人に向けて今はSNSで相談する人が増えています。
リアルの付き合いが得意ではないHSPの親であればきっと活用している人も多いはず。
そこで本書では子育て相談でSNSを活用するメリットとデメリットを解説しています。
以下の通りです。
SNSは気兼ねせず本音を語りやすいのは事実。(中略)ただ、そうした気軽な付き合いではそこまで親身になれる関係を築けません。むしろ、必要以上に親切な人は、他に目的があると思ったほうがいいです。
だから、リアルママ友がいれば心強いでしょう。
まとめるとSNSにおける子育て相談は
・メリット:本音を語りやすい
・デメリット:親身になれる関係を作るのは困難
このようになります。
相談はSNSとリアルのどちらもバランスが大切ということですね。
どっちかに偏っているHSPの親はぜひ新しい相談先を見つけてみてはどうでしょうか。
『繊細すぎるHSPのための子育てお悩み相談室』のまとめ
本書の学びポイントは以下の通りです。
学びポイント①:HSPと環境感受性の関係
HSPとは環境感受性が非常に高い人のこと。ネガティブ・ポジティブ両方からの影響を受けやすいという特徴がある
学びポイント②:フルタイムで働きながらの育児。
育児は会社、保育園、自宅といろんな場面で迷惑をかけストレスを抱えがちになる。そんなときは誰かに助けてもらう環境を作ることが大切
学びポイント③:子育て相談はもっぱらSNS。
SNSの子育て相談は「メリット:本音を語りやすい」「デメリット:親身になれる関係を作るのは困難」がある
実際の本書にはここでは紹介しきれなかったすばらしい内容が盛りだくさんです!
気になった方はぜひ読んでみてください。
きっと心がラクなってよりよい子育てができるようになるはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
※楽天やAmazonでは他の方のレビューもご覧になれます↓
◎おすすめのHSP本はこちら
◎音声学習できるHSP本はこちら