そんな悩みに『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき』はお答えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が理解しやすくなります。合わせて読んでみてください。
・生まれ持った気質を知ることが、人を愛する時に大切
・理想の男性像と女性像はもう古い
・HSPと親密さへの怖れ
・恋に落ちるとは?
・HSPと非HSPカップルの愛の行方
・HSPカップルの愛の行方
・心から満足できる関係を作るために
・HSP向けの「夜」のお話
・身近な人への愛と、大いなる「自己」への道
上記の内容から
本書を読むことで、繊細なままでよりよい恋愛関係を築くための方法がわかります。
・恋愛中のHSPの人
・パートナーにHSP気質がある人
・友人関係の悩みも解消したいHSPの人
こういった人に本書はおすすめです。
それではいきましょう。
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目次
『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき』について
著者:エレイン・N・アーロンさん
The Highly Sensitive Personより引用
・HSP研究の第一人者(アメリカの心理学者)
・感覚処理感受性についての研究をしている
・心理療法士でもあり、一般向けにワークショップ等も行っている
HSP提唱者であるアーロン博士やHSPについて詳しく知りたい人は、
公式ホームページでも見ることができます。
日本語にも対応していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
>>【日本語版】The Highly Sensitive Personへ移動
本書の特徴
特徴は主に3つあります。
特徴①:HSPの理解と人間関係について学べる
特徴②:HSPの恋愛観がわかる
特徴③:パートナーとよりよい関係を作るための方法が身につく
特徴①:HSPの理解と人間関係について学べる
最初の第1章〜第3章では、
「そもそもHSPってなに?」
こういった疑問に対して、恋愛に入る前の基礎知識が学べる内容とっています。
✓さて、あなたの気質は?
✓本書の全体像と、性格をなす3つの層
✓HSPが異性に不安を覚えるわけ
✓親密さの自己評価のテスト など
このように、自己理解やすべての人間関係に使える考え方を身につけることができます。
恋愛だけでなく、友人関係に悩みがある人にもきっと役立つ内容です。
特徴②:HSPの恋愛観がわかる
「HSPって恋愛にどんな考え方を持っているんだろう?」
第4章〜第6章ではこういった疑問が解消できる内容になっています。
✓あるHSPの激しい恋
✓恋に落ちる4つの理由〜HSPの場合〜
✓HSP―非HSPカップルのよいところ
✓HSPカップルのよいところ など
上記を知ることでHSPの恋愛観がわかりつつ、
「HSPと非HSPカップル」「HSPカップル」といったどんな組み合わせでも、すてきな関係を作れるようになります。
特徴③:パートナーとよりよい関係を作るための方法が身につく
「パートナーともっと良い関係になりたい!」
最後の第7章〜第9章ではこんな要望に応える内容となっています。
✓提案①一緒にワクワクすることが大事
✓提案②お互いに考えを理解できる対話を
✓HSPの夜の営みにアドバイス
✓スピリチュアリティとは、関係性です など
このような日常生活でのアドバイスはもちろんのこと、
なかなか相談しにくい「夜の営み」といったところまで、
かなり深い内容を理解することができます。
『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき』の学びポイント3選
学びポイント①:HSPにとって必要なこと
「恋人や友人、職場の人と考え方が合わない…」
このような人間関係で悩むHSPの人は多いのではないでしょうか?
その理由のひとつに、自分自身との付き合い方がうまくできていない場合があります。
そこで「人間関係においてHSPに必要なこと」を学ぶのはとても大切です。
そうすることで、自己理解が深まり、相手との関わり方も上手になると本書では言っています。
ではどんなことを知っておく必要があるのか?
具体的には全部で7つあります。
①気質についての情報を定期的に得る
②敏感さの観点で過去を捉え直す(リフレーミング)
③つらい幼少期、機能不全家庭、大きくなってからの傷を癒す
④刺激過多の扱いを学ぶ
⑤刺激の最適レベルを保ちながら活躍する
⑥「他人の求めには敏感なスイッチ」は切ってもいい
⑦HSP/HSSタイプには特に…
どれもすごく重要なので詳しく説明したいところですが、
特に印象に残った「④刺激過多の扱いを学ぶ」の内容について本書から引用して紹介します。
刺激過多をできれば避ける、起きたらやり過ごす、過ぎ去ったら回復する方法を学びましょう。(中略)HSPに必要なのは、新しい小手先の技術ではなく、ライフ・スタイル全部を自分の気質に合わせていくこと、そして、自分に必要なことをして何が悪い!という強い意志です。
どうでしょうか?
人との関わりに悩みがある人は、まずは日常生活から見直してみると、ストレスを対処できるきっかけになるかもしれません。
そうすることで、自分の体調も整い人間関係の改善につながっていきます。
ぜひ一度考えてみてくださいね。
学びポイント②:HSP―非HSPカップルのよいところ
自分はHSPで、パートナー(彼、彼女または夫、妻)は非HSP。
5人に4人が非HSPと言われているため、パートナーが非HSPの方も多いのではないでしょうか。
それによって「価値観が合わない…」「関係がうまくいかない…」と感じている人もいるかもしれません。
しかし「HSP―非HSPカップル」だからといって、うまくいかないないわけではありません。
メリットもあると本書では言っています。
では、どのようなメリットがあるのか?
本書の中では、以下の5つを説明しています。
①守備範囲が広い
②二人にとって面白い、ワクワクする関係でいられる
③人格が磨かれ、器が大きくなる
④お互いを変えられる
⑤自分の「※シャドー」が分かる
※ちなみに「⑤自分の「シャドー」が分かる」がイメージしにくかったかと思います。
本書では以下のように言っています。
「シャドー(影)」とは、ユング派の用語で、認めたくない自分の嫌な部分です(第7章で詳しく話します。)(中略)あなたがHSP、パートナーが非HSPなら、持っているシャドーがかなり違うので、気づきやすいでしょう。
このように「HSP―非HSPカップル」だからこそのメリットはたくさんあります。
つまり、気質の違いが問題ではないということです。
また、他にも本書では
・HSP―非HSPカップルの問題点
・HSPカップルのよいところ
・HSPカップルの問題点
といった、違った組み合わせでのメリットや問題点にも触れています。
当てはまったり気になる項目があれば、ぜひ本書に目を通してみてくださいね。
学びポイント③:お互いの考えを理解する対話を
「どうすれば相手のことを、もっと理解できるんだろう?」
パートナーを理解することは大切ですが、具体的な方法を知りたい人も多いはず。
そこで本書では、お互いの関係性をよくするための対話方法を紹介しています。
その方法とは「共感しながら聞き、共感されるように話す」です。
対話における共感的な聞き方とは、聞き手は、内容だけでなく気持ちにも心を傾け、遮らない、解釈しない、アドバイスしない、自分のことを話さない、質問さえしないことです。(中略)対話のもう半分は話し手になり、自分の考えを率直に、本心から、尻込みせず、相手に伝えることです。「私はこう思う」「私はこうしてほしい」「私はこう理解した」と主語を自分にして、率直に、正直に、相手を責めずに話すのです。
上記をまとめると
・共感しながら「聞く」→相手の気持ちを理解しながら、話を受け止め続ける
・共感されるように「話す」→相手を尊重しつつ、自分の思いを素直に話す
このようになります。
こういった内容は、頭でわかっていても実際に試してみると意外と難しいです。
パートナーの理解を深めたい人は、今日から実践してみましょう。
『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき』のまとめ
『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
学びポイント①:HSPにとって必要なこと
7つの考え方を知ることで、自己理解が深まり相手との関わり方も上手になる
学びポイント②:HSP―非HSPカップルのよいところ
気質が違うからこそ、お互いに受け入れ合うことで成長できる関係になる
学びポイント③:お互いの考えを理解する対話を
共感しながら聞き、共感されるように話すことでお互いの理解が深まるようになる
実際の本書には、ここでは紹介しきれなかったすばらしい内容が盛りだくさんです!
気になった方はぜひ読んでみてください。
きっとこれまで以上にパートナーと関係がよくなり、前向きな恋愛ができるようになるはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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