そんな悩みに『HSPの教科書』はお答えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が理解しやすくなります。合わせて読んでみてください。
・HSPってなぁに?
・HSP気質との付き合い方
・HSPと日々の生活のヒント
・HSPと人間関係
・自分を好きになり、大切にする方法
・HSPと恋愛・結婚
・子育てとの関わり方
上記の内容から
本書を読むことで、HSPの全体像を知ることでき、新しい自分を発見することができます。
・HSPの基本的なことを学びたい人
・気質を通して新しい自分を発見したい人
・気質によって起こる問題への対処法を身につけたい人
こういった人に本書はおすすめです。
それではいきましょう。
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目次
『HSPの教科書』について
著者:上戸えりなさん
・1986年沖縄生まれの沖縄育ち
・那覇国際高校から関西国際大学心理学部卒業
・自身もHSP気質を持つ
上戸さんは、書籍の出版だけでなく、ブログやTwitter等で日々HSPに関する情報発信をされています。当事者に寄り添ったとても共感できる発信内容です。
下記にリンクを貼っておくので、気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。
本書の特徴
特徴は主に3つあります。
特徴①:HSPの全体像がわかる
特徴②:HSP気質との付き合い方について学べる
特徴③:日常生活で役立つ対処法が身につく
特徴①:HSPの全体像がわかる
「そもそもHSPってなに?なんとなくしか知らないんだよね。」
第1章では、このような疑問にわかりやすく解説しています。
✓HSPの意味を知ろう
✓HSPってなぜ起こる?
✓内向的なHSPと外向的なHSP
✓HSPの基本性質 など
上記のように様々な視点からHSPについて説明をしてくれています。
難しい用語も一切出てこないので、
初めてHSPについて学ぶ人でも理解することができる内容になっています。
特徴②:HSP気質との付き合い方について学べる
第1章では、HSPの基礎についての内容でしたが、
第2章〜第3章では、あなたが持っているHSP気質との具体的な付き合い方について、学べる内容になっています。
✓HSPと向き合う4つのステップ
✓日常生活に起こりうるHSPの特徴
✓良くも悪くも刺激過多になりやすい
✓疲れているときの自分に鈍感 など
このようにHSPを知ったうえで、自分との関連を知ることでできます。
そうすることで、HSPを含めたありままの自分について理解を深めることができるようになります。
特徴③:日常生活で役立つ対処法が身につく
残りの第4章〜第7章では、日常生活で起こるHSPならではの悩みについて解消ができる内容になっています。
✓人間関係で起こる悩み
✓HSPとストレスの関係性
✓HSPにはお薦めできないパートナー
✓HSP✕妊娠・育児 など
上記のように、人間関係、恋愛、子育てなどでの具体的な悩みへの対処法を紹介しています。
そのため、自分が抱える悩みに合わせた解決策が見つかるはずです。
『HSPの教科書』の学びポイント3選
学びポイント①:HSPと向き合う4つのステップ
自分がHSPだと思う人は、気質との付き合いことを知ることはとても大切です。
そこで本書では、どうすればHSP気質と上手に向き合えるようになるかを説明しています。
結論、以下の4つのステップです。
ステップ①自分を知る
ステップ②リフレーミングで自分を更に好きになる
ステップ③自分を癒やしあげよう
ステップ④周りとのバランス力を身につけよう
上記のステップを踏むことで、繊細なままの自分で気持ちよく生活できるようになります。
特にステップ①の中で紹介している「HSPの人が気になるワード」は覚えておくといいかもしれません。
それは以下のワードです。
◉考えすぎ
◉気にしすぎ
◉神経質
◉面倒くさい
◉無理しすぎ
◉いつまでもくよくよしすぎ
◉まだ落ち込んでいるの?
HSPの人は、このような言葉を言われて辛い気持ちなること多いと本書では言っています。
理由は、HSPでない人からすると、上記の思考にはなりにくいからです。
つまり、HSPの考え方に対しマイナスな印象を持たれてしまうのです。
しかし、上記はHSPの特性である「DOES」からくる思考です。
具体的には“D”の「深く処理する」という特性になります。
したがって、HSPではない人からはマイナスに見えても、この思考自体は正常な反応ということです。
「考えすぎ」や「気にしすぎ」も見方を変えれば、
「物事を丁寧に考えることができる」ということですからね。
このようにステップ①〜④を知ることで、自分との向き合い方を身につけられます。
心が軽くなると思うので、ぜひ本書を参考にしながら自分のことを振り返ってみましょう。
学びポイント②:断り方の方法を身につける
「人の誘いや頼みを断れない…」
このように感じるHSPの人は多いと本書では言っています。
なぜなら、相手に申し訳ない気持ちを持ってしまうからです。
その結果、自分の時間を確保できずに消耗してしまいます。
しかし、断り方のポイントさえわかれば、HSPの人でも抵抗感なく「断り上手」になれると本書では言っています。
その方法とは「譲歩できる何かを加えて断る」です。
どういうこと?と思うかもしれませんが具体例をあげると以下のようになります。
例えば、仕事で上司に「〇〇しておいてほしい」と言われたとします。(中略)
そんなとき、すぐに二つ返事で引き受けるのではなく、「今このような状態にあるので、〇〇までならできますが△△はできかねます」「〇〇までなら可能ですが、△△は他に協力があれば、今日中に終わらせることができると思います」などと、できることとできないことを明確にして相手に伝えるようにするのです。
上記のように、何か頼まれた場合は
①:〇〇はできる=譲歩できる部分
②:△△はできない=断る部分
①と②のセットで伝えることが大切ということです。
そうすることで、断る際の心理的なハードルが下がります。
オブラートな表現になって、自分も相手も嫌な気持ちになりませんからね。
今後、頼まれごとをされた際はぜひ実践してみましょう。
学びポイント③:自分を大切=自分勝手…?
「自分を大切にすることはできていますか?」
このように聞かれたとき、あなたはどのように思いますか?
HSPは、人の気持ちがよくわかることから、つい相手ばかりを大切にしがちです。
また「自分を大切することは、自分本位で生きてしまっているのではないか」と考える傾向もあります。
しかし上記の考え方、つまり「自分を大切すること」は「自分本位に生きること」ではないと本書では言っています。
明確な違いあるがあるということです。
では、その違いとは何か?
それは以下のように説明しています。
自分を本当に大切にしている人というのは、自分以外の人への感謝や思いやりを持ち、相手への尊厳や尊重、相手の存在の価値をきちんと認めることができる人です。
反して、自分本位というのは、今お伝えしたようなものは存在せず、自分自身のことだけ考えていたり、自分さえ良ければ良いという考え方だったり、時には自分以外に人への配慮を全くせずに人間関係を構築している人のことを指しているのでず。
このように自分を大切にすることは、自分本位に生きることには決して繋がるわけでないということです。
つまり、自分のことはもっと大切にしていいんです。
そうすることで、相手のこともこれまで以上に大切できるようになります。
相手本位になって消耗している人は、まず自分を大切にするところから初めてみてはどうでしょうか?
『HSPの教科書』のまとめ
『HSPの教科書』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
学びポイント①:HSPと向き合う4つのステップ
4ステップを踏むことで、繊細なままの自分で気持ちよく生活できるようになる
学びポイント②:断り方の方法を身につける
「譲歩できる何かを加えて断る」と、断る際の心理的なハードルが下がる
学びポイント③:自分を大切=自分勝手…?
自分を大切にすることは、自分勝手に生きることに繋がるわけでない。そのためもっと自分を大切にしてもいい
実際の本書には、ここでは紹介しきれなかったすばらしい内容が盛りだくさんです!
気になった方はぜひ読んでみてください。
きっとHSPを含めたあなたらしさを知るきっかになるはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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