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HSPが海外ひとり旅を楽しむ方法【結論:DOESを意識する】

繊細な人
繊細な人
海外ひとり旅に興味があります。けど、繊細な自分が本当にひとりで行って楽しめるのか不安です。

そんな疑問にお答えします。

 

※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が理解しやすくなるので、合わせて読んでみてください。

HSPとは? 「まわりの人が気にしないささいなことが気になる・・・」 「相手の気持ちもちょっとした違和感もすごく感じてしまう・・・」 ...

 

 

管理人タチ
管理人タチ
こんにちは、HSP書店管理人のタチです。

 

 

今回は

HSPが海外ひとり旅を楽しむ方法

こういったテーマでお話しようと思います。

 

結論、HSPは海外ひとり旅を楽しむことは可能です。

むしろHSPだからこそ海外ひとり旅を楽しむ方法がたくさんあると思っています。

 

◎本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、ヨーロッパや東南アジアの国へひとり旅に行ったことがあります。また、これまでにHSP本を40冊以上読んできましたが、僕自身がHSP気質を持っていたからこそ、海外ひとり旅を楽しめたことがたくさんあったと感じています。

 

今回のテーマが有益な情報になるかはわかりませんが、繊細な僕の人生に大きな影響を与えたので

①海外ひとり旅の実体験

②HSP本から得た知識

この2点からHSP気質を持つ人の海外ひとり旅での楽しみ方やメリットなどをお伝えできたらと思います。

 

それではいきましょう。

 

目次

HSPが海外ひとり旅を楽しむ方法

 

いきなり結論ですが、HSPが海外ひとり旅を楽しむためには、自分の気質との付き合い方が大切です。その方法として「DOES」を意識することが重要だと感じています。

なぜなら、「DOES」はHSPが持つ特性であり、中核となる性質だからです。

 

「DOES」を簡単に説明すると以下の4つです。

特性①Depth:深く考える

特性②Overstimulation:過剰に刺激を受ける

特性③Emotional & Empathy:共感力が高い

特性④Subtlety:五感が鋭い

HSPであれば上記すべての特性を持っていると、HSP提唱者のアーロン博士は言っています。

 

つまり、この4つの特性を意識して使いこなせるようになれば、

「HSPならではの海外ひとり旅の楽しみ方」

を身につけることができます。

 

そこで、次は具体的に「DOES」をどのように活かして楽しむのか、僕の実体験を交えながらお話したいと思います。

 

①深く考えて楽しむ

 

今までにない人、言葉、文化などに触れられるのが海外の魅力ですが、それを自分の価値観と照らし合わせながら深い思考をすると楽しくなります。

なぜなら、新鮮な視点をもたらしてくれるので自分の価値観が広がるからです。

 

「なんであの人たちはこんなにも楽しく踊っているんだろう?」

「この建物はどんな発想で思いついたんだろう?」

「この旅のように自分の人生は自由に生きられているだろうか?」

僕自身ひとり旅ではこんなことをよく考えていた気がします。

 

「それほんとなの?」と思うかもしれませんが、実際にHSP提唱者のアーロン博士も「深い思考」については以下のように言っています。

HSPは、あらゆることを過去の似たような経験と関連づけたり比較したりして、深いレベルで処理するが、それは意識的におこなわれる場合もあれば無意識的におこなわれる場合もある。
『敏感すぎる私の活かし方│エレイン・N・アーロン(著)』より引用

上記の通り、体験したことを自分の価値観と結びつけて考えます。これがけっこう楽しいんですよね。いろんな発見があるので。

 

よくひとり旅は暇な時間が多いと言われますが、HSPにとってはそのスキマ時間さえも深い思考によって有意義に楽しむことができます。

 

②刺激と付き合いながら楽しむ

 

『Overstimulation:過剰に刺激を受ける』は、DOESの中で唯一ネガティブな特性と言われています。

なぜなら、HSPでない人よりも刺激によるストレスを感じやすいからです。

 

特に海外だと慣れない環境なので、より一層ストレスを感じやすい状況に身を置きます。

よって、HSPはこの刺激と上手に付き合うことが大切です。そうすれば、海外ひとり旅を楽しむことができるようになります。

では、どうすれば刺激と上手に付き合えるようになるのか?

 

それはとってもシンプルで旅行中でも「しっかり休息を取ること」です。

十分に休むことができれば、過剰に受けた刺激にも対処できるようになるとアーロン博士は言っています。

刺激に対する敏感さは、DOESの中で唯一ネガティブな特徴だが、人よりも長く休息を取れば問題ない。取り込んだ情報もすべて処理できるし、強い刺激を極力避けることも可能だ。
『敏感すぎる私の活かし方│エレイン・N・アーロン(著)』より引用

 

僕は朝から活動していましたが、夕方くらいにはホテルに戻って休んでいました。というか、夕方にはもうクタクタで遊ぶ元気がありません。それくらい、いつも以上に疲れが溜まります。

ひとり旅のメリットはスケジュールを自由に立てられることです。誰かに合わせる必要がないので、いつでも休むことができます。

せっかく海外に来たから夜まで遊びたい気持ちになるかもしれないですが、体調を崩しては海外ひとり旅が台無しです。

外部の刺激にうまく対処して、自分の体調を整えながら楽しみましょう。

 

 

③共感して楽しむ

 

HSPは相手の意思や気持ちを察しやすいので、英語がしゃべれなくても意外とコミュニケーションは取れます。

なぜなら共感力が高いため、相手の表情やジェスチャー、簡単な英単語を手がかりにすれば、言いたいことがなんとなく伝わってくるからです。

 

僕自身、英語は全くしゃべれませんし、大学生のとき受けたTOEICは確か300点くらいです。

それでも簡単なコミュニケーションであれば取ることができました。(どうにもわからないときはGoogle翻訳を使ってましたが)

 

実際にこんな感じで、仲良くなった人たちと写真を撮ったりもしました。

 

日常的なコミュニケーションは、約90%が非言語(声のトーンやジェスチャーなど)で成り立っていると「メラビアンの法則」でも言われています。共感力のあるHSPであればきっと容易にできるはずです。

 

そのため海外ひとり旅では、共感力を活かした非言語によるコミュニケーションを意識してみましょう。そうすれば現地の人との交流が持てて、より楽しむことができるようになります。

 

④五感を味わって楽しむ

 

五感の鋭さはHSPが持つ最大の特性と言われています。

なぜかと言うと、HSPは非常に豊かな感受性を持っているからです。

 

アーロン博士は、HSPが持つ五感の魅力について以下のように述べています。

人生におけるシンプルな喜びを味わうことから、相手の気分や信頼性など、彼らが無自覚に発する言葉によらないサインを読み解いてこちらの対応を決めることまで、些細なことに気がつく気質は、無限の可能性を秘めている。
『敏感すぎる私の活かし方│エレイン・N・アーロン(著)』より引用

このようにHSPの五感の鋭さには「無限の可能性」があります。

つまりこの五感を意識すれば、いろんなできごとに気がつくので、現地の雰囲気をおもいっきり楽しむことができます。

 

実体験として僕は、五感によってこんな感動を味わっていました。

視覚:目に見える景色(観光スポットや芸術など)

嗅覚:海外ならではのにおい(特に現地の空港に着いた瞬間の独特なにおいが好き)

味覚:現地の料理(ポルトガルで食べたタルトがおいしかった)

聴覚:現地の言葉や音楽(ヨーロッパの街で流れているメルヘンな歌とか)

触覚:体験ツアーへの参加(楽しかったのはミャンマーで参加したココナッツジュース作り)

 

もちろん個人差はあるので、全部の感覚が鋭いわけではありません。

それでも、すべてが新鮮な感覚なのでずっとワクワクします!

またひとり旅だと、自分の意識に集中することができるので、いろんな場面で五感を研ぎ澄ますことができます。

 

個人的にはこの特性を活かすことが、HSPの楽しみ方としては1番です。

これから海外ひとり旅に行くHSPの人は、ぜひこの五感を思いっきり味わってきてくださいね!

 

余談:ひとり旅で行った国を紹介

 

ここからは余談ですが、参考までに僕が過去にひとり旅で行った国を紹介します。

以下の4つの国に行きました。

①ポルトガル

②ミャンマー

③クロアチア

④ボスニア・ヘルツェゴビナ

※行った順

有名な観光大国は友だちとでも行けると思ったので、少しマイナー国へ行きました。

 

順に写真を載せながら簡単に紹介していきます。

 

①ポルトガル(リスボン)

 

 

人生初めての海外ひとり旅で行った国です。ユーラシア大陸最西端にある「ロカ岬」というスポットに夢とロマンスを感じ、勇気を出して行きました。治安も良くごはんも美味しかったのでおすすめです。ただ、日本からの直行便はなく片道20時間以上かかるので、行くのはちょっと大変です。

 

 

②ミャンマー(ヤンゴン)

 

1枚目の金ピカ寺院(シュエダゴン・パゴダ)に興味をそそられ行きました。日本の金閣寺以上に金ピカで迫力がすごかったです。あとミャンマー人はすごく親日なので日本人というだけですごく歓迎ムードな感じでした。全体的に楽しかったですが、食が少し合わなかったのがつらかったです。

 

 

③クロアチア(ドブロブニク)

 

「アドリア海の真珠」と言われるドブロブニクの旧市街を見たくて行きました。写真では伝わりきらないほどきれいだったので、今でも目に焼き付いています。’’この世の天国を見たければドブロブニクに行かれよ’’とイギリスの有名な作家さんが言うくらい海も街もほんとに美しかったです。片道だけで飛行機3回乗るので行く覚悟は必要ですが。

 

 

④ボスニア・ヘルツェゴビナ(モスタル)

 

約20年前のボスニア紛争で主戦場になった街です。現在でも街の至るところに戦争の痕跡が残っていて生々しい状態でした。戦争のない平和な生活がどれだけありがたいことか実感させられました。すごく考えさせられる街です。

 

 

以上が、僕がこれまでにひとり旅で行った国でした。

どれもそれぞれに魅力があって楽しかったので、気になった国がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

「HSPが海外ひとり旅を楽しむ方法」について再度まとめておきます。

まとめ

【D】深く考えて楽しむ
今までにない人、言葉、文化などに触れて考えることで、価値観が広がる楽しさがある

【O】刺激と付き合いながら楽しむ
ひとり旅中でもしっかり休息をとることで、刺激によるストレスを抑えることができ体調が整う

【E】共感して楽しむ
非言語コミュニケーションを意識することで、英語がしゃべれなくても外国人との会話を楽しめる

【S】五感を味わって楽しむ
全身の感覚を意識すれば常に楽しむヒントがある

以上が「HSPが海外ひとり旅を楽しむ方法」です。

今回の内容がHSP気質を持つ人の参考になれば幸いです。

 

また、当ブログではHSP本の【書評&要約まとめ記事】をメインに日々更新しています。

HSPの知識を深めて、もっと繊細なありままの自分で生きていきたい!

そういった思いのある人はぜひ他の記事も読んでくれたら嬉しいです。 

別の記事でもお会いできることを楽しみにしています。 

 

今回の記事は以上です。 

ここまで読んでいただきありがとうございました。 

 

海外ひとり旅に行って、繊細で自由な人生を手に入れましょう!

(コロナ、早く終息してください)

 

 

◎今回の記事を作成するに当たり参考にしたHSP書籍はこちら↓

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この記事を書いた人
タチ
タチ
精神保健福祉士。自身もHSP気質を持つ。 当サイトでは60冊以上のHSP本の紹介や、HSPに向けたお役立ち情報を発信しています。 繊細な人の「心身の健康」や「よりよい生活」に貢献できれば幸いです。