もうサラリーマンとして働く自信がないよ・・・
そんな悩みに『HSPサラリーマン-人に疲れやすい僕が、楽しく働けるようになったワケ』はお答えしています。
※HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、あわせて読んでみてください。
・僕がコミュ症になるまで
・僕ががんばってきたことに気づくまで
・僕が世界の見方を変えられるまで
・僕が幸せをつくれるようになるまで
・僕があの人の希望になるまで
上記の内容から
本書を読むことで、働くことの本当の大切さを知ることができます。
・仕事が思うようにいかず悩んでる人
・会社の人間関係に疲れてしまった人
・働くうえでの大切な気持ちを取り戻したい人
こういった人に本書はおすすめです。
現在、会社勤めのHSPの人であれば働く勇気がもらえる1冊になっています!
それではいきましょう。
目次
『HSPサラリーマン-人に疲れやすい僕が、楽しく働けるようになったワケ』について
著者:春明力さん
・株式会社マインドプラス社長
・中小企業の経営者、個人事業主に向けて、講座・スクールを担当
・自身も繊細な気質をもつHSP
著者の春明さんは、26歳のときに貯金20万円で起業をし、3ヶ月間お客さんゼロという苦しい経験をされています。
ただ現在では、中小企業の経営者、個人事業主に向けの講座・スクール参加者は、これまでに3,000人もの実績があり大成功を収められているすごい経営者の方です。
春明さんの会社HPとブログを以下に載せておくので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
本書の特徴
本書の特徴は以下の1つです。
特徴:著者の実体験に基づくビジネスストーリー
結論から言うと本書は実用書ではなく、
「HSPである著者の実体験に基づくビジネスストーリー」
といった小説になっています。
ざっくりした内容としては、
営業マンとして成績を残せず、周囲のことばかり気にして生きづらさを感じる主人公が、会社で営業成績トップなるまでのサクセスストーリー
を描いた内容になっています。
つまり本書では、HSPの人に役立つ実用的な内容は、直接的な表現としては説明されていません。
ただ、物語を読み進めていくとHSP営業マンである主人公のさまざまな変化が見られるので、
・仕事や人間関係の悩み
・社会生活での生きづらさ
などなどこういった悩みが自然と解消される内容になっています。
なので今回、次の見出しではいつも「本書の学びポイント3選」を紹介してますが、小説形式のため、
「本書の共感ポイント3選」
として管理人のタチの主観から共感したポイントを、本書の内容を引用して紹介していきます。
『HSPサラリーマン-人に疲れやすい僕が、楽しく働けるようになったワケ』の共感ポイント3選
共感ポイント①:話したくないんじゃなくて、言葉が見つからないんだ。
『本当、一人好きだよね。』
2時間ほど前に、『遠慮するね。』と大学時代の友達の誘いを断ったその返信だった。
・・・違う。わかってない。
一人が好きなわけじゃない。一人でいるのが楽なだけだ。(中略)
「つまんないんですか?」
今まで何度そう言われたか数えきれない。職場の飲み会やお客さんとの飲み会で、半年に1回のペースでそう言われてウッとなってしまう。
つまんないじゃなくて、楽しませる言葉をいつも考えている。だけど、その言葉が見つからなくて話せないだけだ。
この内容は本書の第一章『僕がコミュ症になるまで』の冒頭部分に書かれている内容です。
上記の引用は、主人公であるウェブサイト制作会社の営業部で働く鈴木達也(30歳)の言葉になります。
彼は、読んでわかる通りHSP気質を持つ繊細な営業マンです。
また彼はこの気質がうまく活かせず、人見知りやコミュ症を発揮して会社でも居場所がありません。
そしてHSP気質をハンディと感じながら、話がどんどん進んでいきます。
みなさんはどう感じましたか?
・1人でいるのが楽
・飲み会が得意ではない
・相手を気にして言葉を選んでしまう
おそらくHSP気質を持つ人であれば、こういったあたりに共感した人は多いのではないでしょうか。
特にお客さんや上司、先輩のような目上の人となると相当気をつかうので、常に言葉を選んでしゃべってました。
今思うと、ほとんどそこに神経を使っていたので、仕事にも全然身が入らず、飲み会も苦手意識を持っていたなと振り返ってみて感じました。
共感ポイント②:「ラストオーダーです。」を心待ちにしていたのに…。
「どんなことが楽しいの?」「なんで楽しいの?」「一番幸せをだった時は?」
時に深く頷いたり、体を乗り出してきたり、メモしたり…。青希は、まるで舞台俳優のように大げさに話を聞いてくれた。
…そして、それが心地よかった。
ポジティブな質問ばかりをしてくれたおかげか、あれだけ嫌だと思っていた仕事の話でも楽しく話すことができたのに驚いた。(中略)
お客さんと飲んでいる時も、友達と飲んでいる時も、早く終わらないかなって時計ばかり見ていた。あんなに欲しがっていた「ラストオーダーです。」の言葉が、今日は初めて残念に聞こえる。
ここは第2章『僕ががんばってきたことに気づくまで』の内容で、青希は主人公鈴木達也の高校の友人です。
そして、社会人になってから久しぶりに再開し、居酒屋で話をしているといった場面です。
上記の内容から、鈴木達也は青希のポジティブな質問に影響を受け、前向きな気持ちになっているのがわかります。
・仕事に後ろ向き⇒仕事の話が楽しかった
・飲み会が苦手⇒「ラストオーダー」の言葉が残念に感じる
このように気持ちの変化があり、鈴木達也の考え方が少しずつ良い方法へ変化していくようになります。
そして、次第に仕事にもどんどん良い影響を与えていくことになります。
だからこそ、青希みたいなすてきな人と出会うことは重要だなと感じます。
僕も前職の上司がほんとにいい人で、会社を辞めるときも背中を押してくれたので、今でも出会えたことに感謝しています。
共感ポイント③:嫌な人とばかり過ごしていたら、心がすり減ってしまう。
隣の席で飲んでいるグループに人が合流して、声が一段とうるさくなった。それを見た山田先輩は声のボリュームをさらに上げた。
「お金も大事だよ。でも、結局、人間関係が幸せを決めるんだよね。だから、どんな人をお客さんにしたいのか?そのお客さんと、どんな時間を過ごしたいのか?そして、どうなってほしいのか?を知るのって大事なんだよね。(中略)
『誰と会いたいか?どんな時間を過ごしたいか?どんな姿を見たいか?』その積み重ねで、仕事はできている。
それを大事にしているから、人との出逢いが楽しみになって、人を好きになれるんだ。
ここは第3章『僕が世界の見方を変えられるまで』の内容です。
山田先輩とは、主人公の鈴木達也と同じ会社の先輩です。そして会社内で営業成績トップの優秀な営業マンです。
この場面は、簡単に言うと営業成績を残せない鈴木達也が、どうすればうまくいくのか成績トップの山田先輩に相談をしている場面です。
上記の引用でわかる通り、
「結果を残すことより、相手を思いやる気持ちを大切にして仕事に取り組む」
こういった考え方が重要であることがわかります。
HSPの人は、他人軸になるとつい「成果主義」の考えになってしまいますが、本当は良心的で相手を思いやる気持ちが強いです。
なので、
・どんな人をお客さんにしたいのか?
・そのお客さんと、どんな時間を過ごしたいのか?
・そして、どうなってほしいのか?
こういったところを考える力はかなりあるのかなと言えます。
そしてこの気持ちに気づいた鈴木達也は、仕事への姿勢が少しずつ変わっていきます。
残りの第4章、第5章で、山田先輩のアドバイスをもとに大きく成長していくので、その姿にも共感しつつ、学びも多い内容になるはずです。
4章以降は重要な場面で、物語のオチに入っていくので続きはぜひ実際の本書を手にとって読んで見てください。
当たり前のことかもしれないですけど、僕は営業マン時代できていなかったような気がします。すごく自分に言われてるような気持ちになり胸に刺さりました。
『HSPサラリーマン-人に疲れやすい僕が、楽しく働けるようになったワケ』のまとめ
『HSPサラリーマン-人に疲れやすい僕が、楽しく働けるようになったワケ』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
共感ポイント①:話したくないんじゃなくて、言葉が見つからないんだ。
共感ポイント②:「ラストオーダーです。」を心待ちにしていたのに…。
共感ポイント③:嫌な人とばかり過ごしていたら、心がすり減ってしまう。
実際の本書には、ここでは紹介しきれなかったすばらしい内容が盛りだくさんなので、気になった方はぜひ読んでみてください。
きっと働く勇気が湧き、仕事も会社の人間関係も良い方向に向かっていくはずです!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。