そんな悩みに『「繊細さん」の知恵袋』はお答えしています。
※「繊細さん」とはHSPのことです。HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、合わせて読んでみてください。
「繊細さん」が人間関係も仕事もラクになるコツ
人間関係で悩んだときの知恵袋
仕事で悩んだときの知恵袋
日々の悩みを解決する知恵袋
「繊細さん」の素敵なところを活かす知恵袋
上記の内容から
日常での小さな困りごとに対して、当事者である繊細さん(HSP)から「実際のフレーズや体験談」を知恵袋としてまとめられています。
またHSP専門カウンセラー(著者である武田さん)の解説付きなのでより詳しく学ぶことができ、確実に日常生活での悩みを解決することができます!
仕事や人間関係の悩みを解消したい人
具体的な悩みの事例に対して、自分以外の繊細さんはどのように乗り切っているのか知りたい人
HSP専門カウンセラーからの詳しい解説を知って、学びを深めたい人
こういった人に本書はおすすめです。
ただ同じ繊細さんでも、価値観は人それぞれなのでアドバイスの内容も十人十色です。
もしかしたら中にはあまり共感できないアドバイスもあるかもしれませんが、そういったものは無理に実行する必要はないと思います。
しかし、それも1つの繊細さんの考え方として受けて止めてあげることはとても重要です。
なので、もし共感しにくいアドバイスがあってもあまり深く考えすぎず
なるほど、こういった考え方もあるんだな
こんな感じで広い心で読んでいただくと、よりよく知識を吸収できると思うので、穏やかな気持ちの状態で読むことをおすすめします。
それではいきましょう。
目次
『「繊細さん」の知恵袋』について
著者:武田友紀さん
・日本でも数少ないHSP専門カウンセラー
・これまで600名以上の「繊細さん」とのカウンセリング実績あり
・武田さん自身もHSP当事者
また、著者の武田さんは「繊細さん(HSP)の専門家」として、さまざまなメディアにも出演されているので、「繊細さん(HSP)」の概念を日本で認知させたとてもすごい方です。
・世界一受けたい授業(日本テレビ)
・AmebaTV
・日経WOMAN
・週間朝日 など
本書の特徴
主に以下の3つの特徴があります。
①繊細さん138人のヒアリングから具体例が33個もある
②繊細さんの実際の声(知恵)が書かれている
※1つの例に5~6個くらいの知恵が記載されている
③HSP専門カウンセラーの解説付き
このように当事者の声と専門家のアドバイスから、様々の場面をイメージして
「仕事や人間関係を乗り切る知恵」を発見することができます。
33個とたくさんの例がありますが、繊細さんであればおそらくほとんどの人が1度は考えたことがある困りごとなので、自身の実体験と照らし合わせながら考えることができます。
また、過去に考えた困りごとで、答えが見つからなくて悩んだことでも、本書には確実にその悩みを解消する知恵やアドバイスが載っているので、すごくスッキリした気持ちになって前向きになることができるでしょう!
『「繊細さん」の知恵袋』の学びポイント3選
学びポイント①:人間関係編
【悩み】友だちのことは好きだけど、長時間一緒にいると疲れてしまう・・・
別に友だちのことは嫌いではなくても、なぜかずっと一緒にいるだけですごく疲れることありますよね。
体力的にというよりは、精神的な疲労が溜まる感じで。
本書では、その理由として繊細さんは感じる力が強いことから、どんなに仲の良い相手でも長時間一緒にいると、刺激を受けすぎてしまうからなんだそうです。
なので、そういったときには
楽しめる時間内で切り上げるように自分の限界を知っておく
これが大切であると言っています。
具体的には
・3人以上なら90分
・1対1なら3時間
こういった感じで決めておくと良いそうです。
繊細さんであればこのように思うことありますよね。
そういった時は
・約束の段階で、返る時間を決めておく
・約束時に返る時間を言いにくいときは、当日に軽い感じで伝える
このような方法を使うと有効的です。
本当に仲の良い友だちであれば関係は続いていくと本書では言っているので、ぜひ一度実践してみましょう。
学びポイント②:仕事編
【悩み】職場の飲み会を断りたいとき、みんな何て言っている?
これに悩みを抱えている繊細さんは多いですよね。
特に若い年代の人ほど、上司や先輩からだと断りにくいので、悩んでる繊細さんが多いような気がします。
こういったとき本書では
まず明るく断ることを意識する
このような意識が大事と言っています。
繊細さんは、感じる力が強いので、飲み会のようにふだんと違う刺激をたくさん受けると疲れてしまいます。
つまり誘ってきた職場の人たちが苦手なのではなくて、飲み会で感じるいつもと違う刺激が苦手というのが本質にあるのです。
なので、そういったことを認識してもらうためにも、あえて明るく断って、誘ってくれた職場の人が嫌いではないということを伝える必要はあります。
具体的には
大勢の飲み会がちょっと苦手なんですよね~(笑)
お酒を飲むと次の日がほんとダメになってしまって(笑)
こんな言葉を明るく伝えてみましょう。
そうすれば、今後の人間関係にも支障が出にくくなります。
ただ、さすがに毎回断るのは人間関係に問題が出そうなので
・お世話になった人の送別会は参加する
・誘われても3回に1回に
などのように、マイルールは決めておくといいそうです。
学びポイント③:日々の悩み編
【悩み】空調の温度、音、光、などが気になるときどうしていますか?
これは特に繊細さんならではの悩みだと感じます。
カフェやオフィス、自宅で、まわりの音や光が刺激に感じて落ち着かないことありますよね。
こういったとき本書では
環境から受けた自分の感覚を大切にして心地良い環境を作る
これが重要であると言っています。
そういった人に、他の繊細さんの工夫も紹介されています。
下にその一部をまとめておきます。
【音】
・ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを常に携帯して、必要に応じてつけるようにする
・好きな音楽をかけて、音を音で制する
【光】
・調節できる照明で明るくしたり暗くしたりする
・寝るときに気になる光は布をかけて隠したり、布団にもぐったりする
【温度】
・エアコンの送風口を確認して、直接風が当たらない席に座る。
・寒いのが苦手なので、絶対にブランケットを持ち歩く
【におい】
・マスクをして刺激を減らす
・柔軟剤のにおいがするハンカチを持ち歩く etc.
このように、場面や人によって感じ方は様々なので、日々の生活の中から自分に合う方法を見つけて、まわりの環境に振り回されず気持ちを整えていきましょう。
『「繊細さん」の知恵袋』のまとめ
『「繊細さん」の知恵袋』のポイントについてここで、再度まとめておきます。
○学びポイント①:人間関係編
【悩み】友だちのことは好きだけど、長時間一緒にいると疲れてしまう・・・
→楽しめる時間内で切り上げるように自分の限界を知っておく
○学びポイント②:仕事編
【悩み】職場の飲み会を断りたいとき、みんな何て言っている?
→まず明るく断ることを意識する
○学びポイント③:日々の悩み編
【悩み】空調の温度、音、光、などが気になるときどうしていますか?
→自分の感覚を大切にして、心地良い環境を作る
今回紹介した悩み以外にも
まわりに愚痴や不満言う人からうまく逃げる方法はありますか・・・
何を話したらいいのかわからなくて、雑談が苦手です・・・
1度にあれもこれも頼まれるとパニックになる・・・
人に指示をするのが苦手です・・・
きっかけは些細なことなのに、すごく落ち込んでしまいます・・・
自分に自信が持てません・・・
などなど、繊細さんであれば共感できる困りごとがたくさんあるので、気になった方はぜひ読んでみてください。
きっと仕事や人間関係の悩みがスーッと軽くなります!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。