そんな悩みに『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』はお答えしています。
※「繊細さん」とはHSPのことです。HSPを知らない方は、こちらの記事を読んでいただくと本記事が読みやすくなるので、合わせて読んでみてください。
繊細さんとは
自分のままで生きる基本
しんどい状況から脱出する
心を守り、本来の自分を育てる
決断し、自分のままで人や社会と関わる
上記の内容から
ストレスを感じやすい繊細さんが、ストレスフルな社会の中でも「自分のまま」で生きる方法が書かれています。
繊細さんらしい生き方を知りたい人
仕事や人間関係で傷ついてしまっている人
繊細な感性を大切にしつつ自分の本音を知りたい人
こういった人に本書はおすすめです。
それではいきましょう。
目次
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』について
著者:武田友紀さん
・日本でも数少ないHSP専門カウンセラー
・これまで600名以上の「繊細さん」とのカウンセリング実績あり
・武田さん自身もHSP当事者
また、著者の武田さんは「繊細さん(HSP)の専門家」として、さまざまなメディアにも出演されているので、「繊細さん(HSP)」の概念を日本で認知させたとてもすごい方です。
・世界一受けたい授業(日本テレビ)
・AmebaTV
・日経WOMAN
・週間朝日 など
本書の特徴
一言で言うと
繊細さんが「自分のまま」生きるためのガイドブック
つまり、繊細さんが繊細さんらしく社会で生きるための方向性の決め方や道筋が詳しく説明されています。
実際に本書では繊細さんが「自分のまま」で生きるために3つのステップがあると言っています。
ステップ①:環境への適応によって行き詰まりが起こる
⇒本来の自分とは違うまわりの環境にストレスを感じ、自分なりの生き方を模索する。
ステップ②:心を守り、本来の自分を育てる
⇒ストレスから距離をとり、本音と感性を大切にすることで、何をしたいのか「本来の自分」が見えてくる。
ステップ③:自分のままで、人や社会に関わる
⇒「本来の自分」を大切にしつつ、まわりのニーズも繊細に感じながら、人や社会と関わることができるようになる。
また、これらのステップを踏むことで繊細さんが「自分のまま」で生きることができるわけですが、前提意識としての以下の2点を意識することが重要な鍵になります。
①自分の本音をキャッチできるようになること
②「感じていたらやっていけない」とふさいでいた繊細な感性を復活させること
図で表すとこのようなイメージになります。
そうすることで、周りばかり気にしてがんばり続ける生き方から、自分のままでのびのびと人や社会と関わる生き方へ変えていくことができることができるようになります。
そして、このステップを踏んでいくためにはどのように考えればいいのか、本書ではさらに具体的に説明がされています。
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』の学びポイント3選
学びポイント①:生き抜くための自分から卒業する
繊細さんは自分の中にふたりの自分がいると本書では言っています。
それは
「守られてきた本来の自分」と「生き抜くための自分」です。
違いはこんな感じです。
【守られてきた本来の自分】
⇒「そんなのイヤ」「こうしたい」といった本音の自分
【生き抜くための自分】
⇒「しっかりする」「能力を身につける」といった家庭や社会など、これまでの環境に適応するための自分
「自分のまま」で生きる道のり1ステップ目「環境への適応によって行き詰まりが起こる」と関係しますが、繊細さんが「自分のまま」で生きるためには【守られてきた本来の自分】を育てていく方に注力するのが大切です。
つまり、これまで周囲の環境に合わせてがんばって無理をしてきた【生き抜くための自分】から卒業することが必要なのです。
本書では「本音」に目を向けることが重要と言っています。
3つの方法があるので、ぜひ実践してみてください。
①体の状態を手がかりに心を知ること
→疲れやストレスに気づくきっかけになる。
②ふとした心のつぶやきをそのまま受け止めること
→ふと「疲れた」や「遊びたい」といった気持ちを素直に受け止めることで「自分の本音や体の状態」が見えてくる。
③安心できる相手に話を聞いてもらうこと
→言葉にすることで、自分でも気づかなかった本音が出てくる。
学びポイント②:「今の自分」のすぐそばにやりたい趣味や仕事がある
趣味や仕事でやりたいこと、熱中できることはありますか?
以外と悩みますよね。
本書ではふだんの生活の行動を観察すると、好きなこと、やりたいことが見えてくると言っています。
なぜなら、人間は大切なものは身近においているからです。
クローゼットの奥に何がある?とか部屋の隅に何を飾っているか?休みの日は誰に会おうとしている?などを考えてみるとやりたいことが見つかるきっかけになるかもしれません。
また、さらに発展させて「やりたい仕事」を見つけるには以下の3点を考えると良いです。
①:これまでの人生で楽しかった・嬉しかった・面白かったなど、心が満たされた経験を書き出す※プライベートでも仕事でもどちらでも大丈夫
②:①について「なぜ楽しかったのか」「何が好きだったのか」を書き出す
③:②の共通点を探す(例:いつも”人”が出てくる・新しいことを知るのが好きなど)
そして
(やりたいこと)×(得意なこと)=(職業名)
になるので、やりたいことが見つかったらぜひ得意なことも一緒に考えてみましょう。
きっと「自分のまま」で楽しむことができる仕事が見つかり、「自分のまま」人や社会と関わることができるはずです。
学びポイント③:「自分のまま」で人や社会と関わると新しい世界に出会える
「本来の自分」で「やりたいことをやる」とどのような変化が起こると思いますか?
まず前提として、自分軸が太くなりまわりの人や社会の価値観に揺さぶられにくくなります。
そして、見える景色も変わり日常生活で新しい発見がたくさん出てきます。
なぜなら「私は、私のままでいい」という安心感があり、未知なるものを恐れすぎず、「ワクワク」することができるからです。
具体的にはこのようなものがあります。
何年も住んでる街に素敵なお店を発見する
丁寧に作られたごはんのおいしさが、わかるようになる。
人間っていいな、と思える。
社会の良さと課題を、ありのまま見れるようになる。 など
つまり、これまでしたことなかった挑戦やこれまで交流したことない人など、新しい世界に飛び込む好奇心が出てくるようになるのです。
ただ、好奇心が出るということは様々な決断が迫られ変化が起こります(転職や起業、人間関係の見直しなど)。
ときには大変さやしんどさも伴うことがあるかもしれません。
しかし、こういった決断や大変さを乗り越えた先には、「自分のまま」で大輪の花を咲かせた繊細さんもたくさんいるので、自分の意志を大切に人や社会とつながっていきましょう。
【自分まま生き始めた繊細さんの例】
一般の方向けに心理学勉強会を開催した人
会社員をしながら個展を開催した人
繊細な感性でとらえた日々をSNSで発信し、仲間ができた人 など
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』のまとめ
『繊細さんが「自分のまま」で生きる本』のポイントについてここで、再度まとめておきます
学びポイント①:生き抜くための自分から卒業する
→【守られてきた本来の自分】を育てていく方に注力する
学びポイント②:「今の自分」のすぐそばにやりたい趣味や仕事がある
→ふだんの生活の行動を観察すると、好きなこと、やりたいことが見えてくる
学びポイント③:「自分のまま」で人や社会と関わると新しい世界に出会える
→「私は、私のままでいい」という安心感があることで、これまでしたことなかった挑戦やこれまで交流したことない人などと出会うことできる。
本書では他にも、ここでは紹介しきれなかった「繊細さんが自分のままで生きる道のり」がたくさん説明されているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
人生で迷ったときやつらくなったとき、本書が必ずあなたを助けてくれます!
今回は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。